内容説明
昭和62年10月、総裁の座をめぐり安竹宮三派の激しい闘いが、くりひろげられた。この渦中で、派閥戦略の要を握る事務総長の役割に注目が集まり、重鎮の存在以上に若手実力者の活躍が脚光をあびた。膨張する派閥の政党化傾向のなか急速な世代交代を望む声があがった。各派の成長株が、いかに実力をつけ影響力をましていくのか。そして、その方法とはいかなるものか。自民党の若き獅子とは誰か。
目次
序章 栄光への階梯―派閥事務総長の椅子
第1章 派閥内での静かな競争(小渕恵三;小沢一郎;橋本龍太郎;羽田孜;渡部恒三)
第2章 派閥の明日を担うのは誰だ(加藤紘一;河野洋平;森喜朗;海部俊樹;藤波孝生;山口敏夫)
第3章 保守本流を受け継ぐもの