角川文庫<br> ばかおとっつあんにはなりたくない

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角川文庫
ばかおとっつあんにはなりたくない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041510193
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

ある時は、いやーな本に憤り、またある時はエラソー書評をなます斬り。締めきり地獄に往生し、謎のダイレクトメールにうろたえる。ただでさえ、「こまったものだの日々」なのに…。外を歩けば、恐るべきダンゴ女やカナキリオババに遭遇、はたまた「ドクササコ」の影におびえ…。しかし最も憎むべきは、飛行機、書店、あらゆる場所に出没する「ばかおとっつあん」だ!?老若男女の良心にスルドク突き刺さる、強力直撃エッセイ。

目次

七年ぶりに見つけたサメの本
マミヤプレスに再会した日
四帖半カラオケオペラのだら汗地獄
ダンゴ女の叫び声
屋根裏部屋掃討作戦
ドクササコとは会いたくない
むふふふふのエラソー文体
こまったものだの日々もある
合同慰霊祭のようないやはやの夜
馬肉を喰いつつひそひそ話〔ほか〕

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年、東京生まれ。作家。「本の雑誌」編集長。映画監督としても活躍。著書は、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)、『アド・バード』(日本SF大賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

30
元タイトルは『酔眼装置のあるところ』(1989)。考えてみたら、ぼくの読むシーナ本はみんなエッセイで、小説全然なし。これでいいのかな? いいのだ。というわけで今回もおもしろかった。内容はこの表紙カバー写真がすべてを語る(というわけでもないが、当たらずといえども遠からず)。途中で吹き出しそうになる個所多しなので、くれぐれも電車・バスで読むときは注意。つい大笑いしてしまったら、こっちが「ばかおとっつあん」と化してしまうのだ。それにしても作家は大変だな。と思うのが「缶詰」。本来は「館詰め」だとは初めて知った。2015/07/07

nontama9

10
あとがきとかぶってしまいますが(私の感想がそのままあとがきに書いてあったのでガーンと思いました…)、そういうことあるある、そういう人いるいる、そして話の中に出てきた本が読みたくなります。私はがちがちのひきこもりなのでとても真似できませんが、椎名さんの本はそんな私を少し空想のサバイバル旅気分にさせてくれます。なんとなくタイトルから感じるイメージとは違うけど、楽しい一冊でした。2014/10/19

たーくん

9
再読。→→→ある時は、いやーな本に憤り、またある時はエラソー書評をなます斬り。締めきり地獄に往生し、謎のダイレクトメールにうろたえる。ただでさえ、「こまったものだの日々」なのに…。外を歩けば、恐るべきダンゴ女やカナキリオババに遭遇、はたまた「ドクササコ」の影におびえ…。しかし最も憎むべきは、飛行機、書店、あらゆる場所に出没する「ばかおとっつあん」だ!?老若男女の良心にスルドク突き刺さる、強力直撃エッセイ。2017/11/12

ソラ

6
内容(「BOOK」データベースより) ある時は、いやーな本に憤り、またある時はエラソー書評をなます斬り。締めきり地獄に往生し、謎のダイレクトメールにうろたえる。ただでさえ、「こまったものだの日々」なのに…。外を歩けば、恐るべきダンゴ女やカナキリオババに遭遇、はたまた「ドクササコ」の影におびえ…。しかし最も憎むべきは、飛行機、書店、あらゆる場所に出没する「ばかおとっつあん」だ!?老若男女の良心にスルドク突き刺さる、強力直撃エッセイ。 2009/03/20

ダンスにホン!ころりん

5
20030425初版発行 198912「酔眼装置のあるところ」を改題し文庫化 130421読了 読みながらどんどん読みたい本が増え、さらに外へも出かけたくなってしまう。沢田さんのあとがきにある通りに行動しながら読んでいたので笑ってしまった。巻末の著者が読んだ本一覧はありがたい。そして今、読メがあって良かったなぁとしみじみ実感。あと、この本にも登場する「ブレードランナー」やっぱりみなくては!2013/04/21

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