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角川文庫
あやしい探検隊 バリ島横恋慕

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  • サイズ 文庫判/ページ数 214p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041510162
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

バリ島には「神の山」があるという。そこに登ればこれまでのすべての悪事がゴハサンになるらしい。このことを聞きつけたあやしい探検隊のおとっつぁんたちは“神の山登山隊”を結成、神秘と微笑みの島、バリに向かったのであった…。ポランポラン(のんびり)をテーマに進んでいく行き当たりばったりの旅。神の山アグンの森厳さにうたれ、ケチャの迫力に洗脳され、女性の美しさを喜び…。神は果して彼らを許してくれたのだろうか?「あやしい探検隊」シリーズ海外編の第二弾。

目次

第1章 ポンポコ島のジャランポラン作戦
第2章 神の山アグンにいきなり突撃
第3章 わらわら族との遭遇
第4章 お笑いアマンダリ
第5章 ケチャに洗脳される
第6章 充たされぬ愛・熱夜の煩悶
第7章 神はわしらを許してくれたか?

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年、東京生まれ。作家。「本の雑誌」編集長。映画監督としても活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

60
怪しい探検隊シリーズ第8弾。アフリカのキリマンジャロ登山から6年、再びの海外遠征。今度はバリ島神の山である。そもそも、バリ島に3000m級の山があるなんて知らなかったよね。新宿の飲み屋で決起集会をした飲兵衛のおっさんたち四人が今回も怪しく探検する。神の山アグン山を攻略した後は、南の島で潮風に吹かれながら「ポランポラン(のんびり、ゆっくり)」な旅。バリ島というと「観光地」のイメージがあるけど、いいよなぁ、こういうの。椎名さんが撮ったバリ島に暮らす人々の目がみんな活き活きしているのが印象的。★★★★2016/12/28

へくとぱすかる

43
あやしい探検隊シリーズは、基本的には笑える本だが、バリ島編には、ちょっと感動。昔の日本にあったような、素直なよい部分をこの島は濃厚に残しているという点。外国だから、インドネシアだから、ではなく、バリ島だからこそ、という点も記憶に残しておきたい。第一次産業が大切だというのも、今の日本には耳が痛い話だろう。およそ20年後の今、バリ島はどうなっているだろう。2017/10/06

佐々陽太朗(K.Tsubota)

10
本書も相変わらずのいきあたりばったりで気の向くままの旅である。しかし、いい加減なバカをやりながらも、旅を通じて「神」について考え続けている。バリ島に住む人々が山や川の自然を信仰する真摯な姿に欧米とは違う「文化の深さ」を見る。軽薄軽妙な文章の中に、我々は人間の生き方を根源から見つめ直す必要があるのではないかとの問いを突きつけられる良書である。2009/08/11

ダンスにホン!ころりん

8
20020125初版発行 140102読了 沢野画伯の絵画館カラー掲載!今から十数年ほど前に長めの休暇をとって訪れたバリ島での旅を思い返した。空気、匂い、風、ケチャ、海辺で聞いたガムラン… 懐かしく愛しい時間を思い出しました2014/01/02

たーくん

7
再読→→→バリ島には「神の山」があって、そこに登ればこれまでのすべての悪事がゴハサンになるという。それを聞きつけたあやしい探検隊の面々は、穏やかな風吹く神秘の島へ。いきなり突撃した神の山アグンで森厳さに祈り、ケチャの迫力に洗脳され、女性の美しさを喜び…。神は彼らを許してくれたのだろうか? 2018/05/31

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