角川文庫<br> 孤独な週末

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角川文庫
孤独な週末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041497050
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

118
短編集。「孤独な週末」は、子連れ再婚の危うさを、推理小説風に仕立てている。「尾行ゲーム」「少女」赤川次郎の父親に対する反発から、少し斜に構えた生き方を反映しているかも。2014/08/15

佐藤一臣

18
「孤独な週末」は子供の諸刃の剣心情がでていますね。「少女」は女性の二面性が描かれています。「尾行ゲーム」は何が真実かはわからないということか。「凶悪犯」は頭の悪い警官たちの酷い行為がほんとにひどすぎますね。ミステリーというよりも、主人公たちの思いがよく出ており、読みながら頑張ってと言いたくなるような作品ばかりです。2017/04/06

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

4
☆×3.5…これは背筋が実に寒くなる作品ばかりですね…特に表題作!これはまさに狂気さんいらっしゃい状態です。まさに「孤独な週末」ですね。ある有名作家のマイナー作品を思い出してしまうような作風でした。ただし、この作品とあと1つだけがハッピーエンドなんですよね…フェティシズム、もしくは変態的志向のものを所望ならば、「尾行ゲーム」が眼鏡にかなうかも?ただし、どの作品もねちっこいので大いには薦めません。2012/04/20

sasa

3
どのお話もすぐに読み終わりました。どのお話も現実におこりそうなことなので、ちょっと怖いですね。2014/03/31

鑑真@本の虫

3
赤川次郎の面白みを存分に感じた。特に表題作と最後の一編は、狂気と執念に満ち、普段の推理小説とは違った良さがあった。やはり、個人的には『尾行ゲーム』が好きで、その学ばない間抜けさにはつい苦笑い。 『少女』はそれ以上に秀逸で、主人公のお人好し加減や、少女の心情の移り変わりが非常に好ましかった。2012/12/23

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