内容説明
伝説の『成りあがり』は壮大な予告編だった―。二十世紀最後の年、五十一歳になった矢沢永吉の「いまの幸せ」は、数十年間の「闘い」によって勝ちとられたものだった。ヤザワの歌、ヤザワのビジネス、ヤザワのトラブル、ヤザワのアメリカ、ヤザワの恋、ヤザワのファミリー、ヤザワのハッピー。すべての世代に贈る、新しい時代の幸福論!オーストラリア事件判決後の追加執筆原稿を掲載。
目次
オーストラリア事件
裏切り
マリアとの出会い・離婚と再婚
レコード会社移籍
臆病について
コンサートを仕切る・制作・招聘ライセンス・興行
ドラマとCM
ビジネス
オーストラリア事件が教えてくれたこと
アメリカ
家族
ファン
音楽
マスコミ
カネと幸せ
ウェンブリー
オヤジのツッパリ
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
24
経済学者か、永ちゃんは。「楽しみっていうのは、別に大きさとか形とかで図れるもんじゃない(P246)」←効用理論。「そうだよな。やっぱり間違いねぇよ。金は便利なもんだけど、けっして絶対的なもんじゃない(P250)」←貨幣の三理論(貨幣は価値の尺度、交換の手段、価値の保蔵)2012/08/22
馨
23
かなり詳細にプライベートなんかも赤裸々に堂々と綴られているのが意外でした。かっこつけずに自分を晒していらっしゃる、カッコ悪い部分までもカッコイイ!
anken99
17
15年以上前に書かれた本ですが、まさに「名著」ですね。『成り上がり』も感銘を受けましたが、こちらはちょうど50歳になったころに書かれた作品で、力の抜け具合がいい感じ。離婚・再婚、そしてオーストラリアでの35億円にものぼる詐欺被害・・・そういったことについて、ご本人が語ってくれます。やっぱりYAZAWAはかっこいい!アラフィフの自分にとってバイブルになりうる内容で、ずっと手元に置いておきたいと思わせる一冊です。2020/03/16
reading
14
学生時代、よく聴いていたが、このような事情を抱えながら活動していたことを今になって知ることとなった。 スーパースターもいろいろと苦難が多いものだと。2020/08/08
ルミナス
12
成り上がりを読んで、その後がとても気になっていたので読んだ。やっぱ矢沢永吉すごい。 どんなトラブルに見舞われても、諦めない姿勢は本当に見習うところが多いと思う。 いろいろ、勇気づけられた。2020/07/30