角川文庫<br> 麻雀狂時代

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角川文庫
麻雀狂時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041459607
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てら

2
改めて文章の上手さに感嘆。会話と地の文のリズム、本当か嘘かわからない内容、エッセイなのか日記なのか小説なのかすらわからないとぼけぶり…これは妖術つかい、忍術つかいだ。にもかかわらずあくまで直球。これまた大変な作家でした。2014/08/22

euthanasia

1
前半は阿佐田の一人称のエッセイだが後半になるにつれ三人称視点の小説に変化していく。ノンフィクションとフィクションがこの作品内ではグラデーションのように連続している。阿佐田哲也にしては珍しく(?)メタフィクショナルな構成の、それこそポストモダン小説と見紛う奇作。2012/04/03

ほらいぞん

1
エッセイなのか? しかしメリケンおタマ~空野vs社長は架空な気がビンビンする。廃頽的で落ち目の話しかないため大衆小説よりは文学に寄っている作品だと感じた。それにしても阿佐田哲也、張っては負け打っては負け。ダメダメに見える。そして分析/言い訳w まぁ自著で自分を褒め称えられたらそれはそれで反発を覚えるであろうからこれでいいのだろうが。それにしても氏の作品ではギャンブルに関わった人らは破滅にしか向かわない。しかしそれが博打打ちなのであろう。おおこわいこわい。太く短く、とは言ったものである。2010/10/26

ゆーいちろー

1
はじめの方は、実名を使った麻雀エッセイ風読み物なのかと思いきや、後半だんだんとおそらくは架空の人物がクローズアップされてきて、ついにはいつもの食うか食われるかの勝負になっていく。虚実ないまぜであって、それがまた一風変わった読書感を与えてくれる。大筋は全て、同じような展開であるにもかかわらず、毎回微妙に目先を変えて楽しませてくれるのは、さすがとしか言いようがない。2010/10/13

de thomaso

0
麻雀日記なのか、それともフィクションなのか……? どこまでが現実でどこまでが小説なのかがわからない、虚実入り交じるギャンブル作品。2017/09/20

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