角川文庫<br> 麻雀放浪記 〈4〉 番外編

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角川文庫
麻雀放浪記 〈4〉 番外編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041459546
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

終戦直後の上野不忍池付近、博打にのめりこんでいく”坊や哲”。博打の魔性に憑かれ、技と駆け引きを駆使して闘い続ける男たちの飽くなき執念を描いた戦後大衆文学最大の収穫!!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲國斎

19
昔の知り合いと雀荘で出会って,知ったかぶりするそいつをけちょんけちょんにやっつける場面があったような。3巻だったかな。わくわくしながら読了しました!1979/12/25

太田青磁

15
他の定職で入る金をタネにして打っている連中は、博打打ちではなく、ただの旦ベエである・日本人ちゅうのは、小細工が好きな人間じゃわい・相手の言葉に耳で貸さんと、おのれの麻雀を打て!・ブウといって腕一本か。一回勝負やな・君は恐縮しながら図々しいことをやる男だね・だがね、足を洗ったために、僕はどうにか今日まで生きてこれたよ・ただ、お前が最初、マルエイをやったとき、六万円握ってずらからずにつきあってくれた礼金だ・俺は沈むのは嫌いだ・金で精算しなくたってよかばい―・みろ。やったって、どうせケリはつかねえじゃないか2014/04/15

デビっちん

6
番外編というだけあって、坊やは殆んど傍観者としての登場となり、謎の三国人とドサ健を中心に物語は展開していった。誰かが何か仕事をやったとき、その分の視線がへるため、その時がこちらの仕事をするチャンスでもある。毎日触れて感覚が鋭くなっていると、何となくイヤな感じがわかる。ただし、その感覚は毎日使っていないと錆びついてしまう。全4巻読んだけど、最初の青春編が一番面白かったかなー。本でも映画でも、最初が一番面白いと思うのです。こちらが仕込みをするときは、相手も何か仕掛けているのでは?2015/12/06

mun54

4
壮絶な話だった。強烈な個性のぶつかり合いで命をかけた真剣勝負。 自分にはとても出来ないが、少しあこがれを感じた。2012/11/28

桜井青洲

3
番外編とう題がつくだけあって、主人公が坊や哲ではなくメインで動くのが親指トムこと李億春とドサ健の物語。戦後の日本が少しづつ落ち着きだしている背景から博打打ちにも変化がしてゆくなかでも博打打ちとして不変的に生きる人々。どれをとってもキャラクターが凄く活き活きとして面白い。終わり方も青春編のようにどこか清々しい。2017/03/13

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