角川文庫<br> 海嶺〈上〉

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角川文庫
海嶺〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p
  • 商品コード 9784041437094
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

知多半島にある小野浦から、千石船宝順丸が出航したのは天保三年(1982年)のことであった。乗組員は船頭、重右衛門、舵取岩松、そして炊の久吉、音吉ら十四名である。だが彼らは江戸にむかう途中、遠州灘ではげしい嵐にあい難破してしまう。一年二か月後、奇蹟的に生き残った豪胆な岩松、明朗活発な久吉、優しい心の音吉の三人は北アメリカに漂着する。が、彼らには想像を越えた数奇な運命が待っていた!生きていくことは何かを問う、魂を揺さぶる時代巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kou

11
やっと上巻が終わった。 1年2カ月も漂流するってどんな感じなんだろうな?2015/08/02

Emma

4
それまで盗みを働いたり僻みっぽかった吉次郎の死に際、彼の長年の悩みや羨ましさを思うと涙がぽろぽろと出た。水主頭や船頭のように目立つことはなかったものの、いつも心を込めてご飯の用意をし、年少にも優しく、正月には少ない材料でご馳走をつくった炊頭の生き方が素晴らしいと感じた。ようやく異国についた岩松、音吉、久吉!中巻をさっそく読む。2017/11/15

ロバくん

4
ノンフィクションに近いのか、フィクションのなのか分かりませんが主人公と思われる「音吉」は実在の人物のようです。著者の三浦さんの人物描写が優れていてやさしさ、温かさを感じました。それゆえに内容に入り込めます。 まだ上巻を読了しただけですが、丁度ひとつの区切りともとれます。巻頭に音吉たちがどういった経路を辿るかが視覚的に分かる世界地図があるのですが、そこに月日などの詳細情報も記載されているため、読み進める前になんとなくイメージできてしまったことが少々残念ですが。 感情移入しているので、すぐに中巻に入ります。2016/07/30

スエ

3
遭難した宝順丸を会社に重ね合わせ・・・やっぱり弱気になると死んでしまうんだなぁと。今の世の中だからこそ、ビジネスマンにお勧めしたい一冊。2010/03/14

清水 麻紀子

1
20年以上前に読んだものを再読。 すっごくスラスラ読める。 三浦綾子って読みやすかったんだなぁ。2019/01/10

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