角川文庫<br> 1日じゅう空を見ていた

角川文庫
1日じゅう空を見ていた

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041371312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーぼー

48
出来る事なら僕も一日じゅう空を見ていたい。『暇な日にやればいいじゃないか』って?いや、そういう事じゃない。この作品のように車中の流れる景色から見ていたいのだ。『彼』と『彼女』が乗った車はTバールーフの2800CCだから、たぶんフェアレディ280Z・Tバールーフなんだろう。そこから見える空は透明の奥行き、色彩、空気の感触が断然違うはずだ。それにしても『彼』はなんて素敵なヤツなんだろう。彼女の誕生日に最高の眺めをプレゼントするんだから。でも本当のプレゼントは二人だけの特別な閉鎖された空間と時間だったのかもね。2018/08/12

akarick777

6
タイトルが気になって、古本屋で購入。とってもトレンディでした。美男美女しか出てこない。でもそれだけじゃなくて。終わり方の余韻とか、ままならなさも美しさのひとつだなとか、美しさについて考えが浮かんだ本でした。2023/01/31

マーブル

6
彼の書く文章は映画のシーンを観るようだ。カメラのようにシーンを切り取っていくその乾いた描写。丁寧に、かつ美しく。  当時はそれが良いと思ったのか。だが今回はちょっと疑問が。  理由や感情があまり描かれないのが特徴なのだろうけれど、どうにも腑に落ちない話が多い。女性を殴りにだけ行く話がある。巻末にある作者と女性の会話ではそれが良いように書かれているけれど、そうなのか。貞操観念が見られない話も多い。それがクールで都会的だと思われていた時代なのかもしれないけれど。2017/05/15

tmctmhs

2
当時の装丁で再読したい本メモ⑤

meg

1
一日中空を見ていた、という言葉がとても美しく感じる。一日中何をするでもなく、ただ懸命に生きることのようで。2022/10/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/167618
  • ご注意事項