角川文庫<br> お登勢 (改版)

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角川文庫
お登勢 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 700p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041297018
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

y_e_d

2
史実の記述も詳細で、「石狩平野」に劣らない骨太な作品。日本語が綺麗。前半は幕末~明治初期の混乱の解説に力点が置かれるが、後半はとにかくお登勢の芯の強さが凄い。斬られる危険を顧みず、貢の主君の屋敷に走る勇気、転覆で海に投げ出されても貢を北海道まで追っていく強さ、あばら屋に住みながら野生馬を馴らし開拓民として生きていこうとする必死さは目を見張る思い。北の大地で離縁を言い渡されて膝をつく姿はあまりに不憫ではあるものの、そもそも貢を思う最初のきっかけは何だったのか? 明瞭に描かれていないので謎。そして続編へ。2017/07/15

風船

2
お登勢は、まっすぐに強く生きているかっこいい女性だった。夫に選んだ相手が残念。2012/12/09

好奇心

1
お登勢で有名なのは、鳥羽で江戸前期から旅籠を営む、寺田屋の幕末の女将であるが、同名である、お登勢という名は傑女の流れをくみのか?淡路島の貧農に生まれ、幕末の稲田騒動に巻き込まれ、不毛の蝦夷いまの北海道へ移住した稲田家臣団の一人、当時の北海道はアイヌ人しか生活していなかったのでは? 気候環境も想像がつかない、その中で生きていく糧として野生馬に目をつけたのは、ものすごい視点である、言葉ではうまく表現できないが、全ての面で男勝りと言うか、考え方行動が素晴らしすぎる、洲本に銅像があるがこれも凄い、続が楽しみ!2023/08/02

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