角川文庫<br> 尻啖え孫市

角川文庫
尻啖え孫市

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 650p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041290026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とんかつラバー

7
こんな分厚い本読めるか?って具合に放置してたのだけど読み始めたらあっという間だった。豪胆で女好きな孫市を始め登場人物が魅力的。そして作者の注釈に止まらず読者からの手紙に答えていく作風とか本来NG的な手法をあっさりやってるのも司馬遼太郎のすごさである。2021/01/22

ウメ

6
雑賀孫市、男臭さ満開の良き小説。女好きを公言して憚らないのだが、腕ずくでおなごを奪うことなく、自ら捧げてくれたものだけを拝領する。かたや鉄砲技術は図抜けていて滅法強い。こんな男武者に惚れるなという方が無理だ。2016/10/04

くまきん

6
これは文句無しに面白かった!そもそも雑賀(鈴木)孫市については不明な事が多い謎の人物である。司馬遼太郎氏はそれをいい事に、かなり大胆かつ自由な発想で孫市の人物と行動を創り上げている。金ヶ崎の信長の退却戦に孫市を絡ませるなど、考証第一の作家には絶対に出来ない芸当だろう。もっとも司馬氏は自分の小説は「フィクションである」事をかねがねから主張していたのだが、それを事実と思い込む困った人も結構いたようで。自分の中では今迄読んだ司馬遼太郎作品の中ではベストかなと思う。と言っても長編4、5作品しか読んでいないが。2014/07/26

まさみつ

4
面白い・・・のだが、砲術に関する記述が極めていい加減。司馬氏の思い込みで書かれている部分が多い。『大筒は腿に据えて撃つ』とか『大筒の反動は体を転がして殺す』とか・・・。他の本でも司馬氏の武術に関する記述は、デタラメが多いので注意が必要。2009/04/02

くわぼー

1
2022/02/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/539552
  • ご注意事項