角川文庫<br> 君を恋ふらん―源氏物語アンソロジー

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角川文庫
君を恋ふらん―源氏物語アンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041138779
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報


内容説明

源氏の君の養女はお転婆娘だった(「やんちゃ姫 玉かつらの巻」田辺聖子)。放浪の僧侶が秘めた煩悩とは(「髪」瀬戸内寂聴)。和泉式部の奔放な恋を描く(「桜子日記」永井路子)。皇女にいやがらせをするのは誰?(「朝顔斎王」森谷明子)。高名な巫女が召したのは、醜い少女だった(「照日の鏡―葵上」澤田瞳子)。権力闘争と女房たちの創作の源を描く(「栄花と影と」永井紗耶子)。歴史小説の名手たちが織りなす、美麗なるアンソロジー。

著者等紹介

末國善己[スエクニヨシミ]
1968年、広島県生まれ。文芸評論家。明治大学卒、専修大学大学院博士後期課程単位取得中退。時代小説・探偵小説のアンソロジーを多数編む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

82
来年ん大河に向けて源氏物語関係の作品が続々と出て来るんだろうな。と、いうことでまずはアンソロジーから。歴史小説の名手たちによる雅の世界、その裏の世界。源氏物語そのものではなく、その時代を映した作品。それぞれの作家さんらしくてなかなか面白い。田辺聖子さんは冒頭から関西弁でゴキブリ退治をする姫の姿は笑える。寂聴さんは比叡・横川の僧都の弟子、阿闍梨が主人公。一番読み応えのあったのは、永井紗耶子さんの書き下ろし作品。これは長編で読みたい。それにしてもこの時代の登場人物たちの名前、藤原さん、源さん、ややこしすぎ。2023/11/17

けやき

67
源氏物語や作者の紫式部周辺を描いたアンソロジー。どれも楽しく読めた。1番のお気に入りは永井紗耶子の「栄花と影と」だな。2023/10/25

さつき

63
田辺聖子、瀬戸内寂聴、永井路子、森谷明子、澤田瞳子、永井紗耶子6人の女性作家の源氏物語にまつわるアンソロジー。「桜子日記」と「朝顔斎王」は既読。「やんちゃ姫 玉かつらの巻」の明るさ逞しさが好き。「照日の鏡-葵の上」は託宣を生業とする巫女の様が描かれていて面白かった。2023/11/25

ケイト

60
源氏物語とリンクした話やミステリもある。どれも良かったが、澤田さん、最後の永井沙耶子さんの『栄花と影と』が特に良かった。赤染衛門の視点から描かれた作品。権力闘争の最中、清少納言の人となりが書かれ紫式部とは年も離れていたようで、お互いを意識し合っていたようだ。『枕草子』『源氏物語』『栄花物語』三人三様の物語が誕生したのが興味深い。2024/02/14

なお

51
『源氏物語』と紫式部が生きた時代を題材にした女性作家達による六篇。玉鬘の帖を捉え直し、若い女性の話し言葉で表現した田辺聖子さんの『やんちゃ姫 玉かつらの巻』。『おちくぼ姫』が大好きな私。この物語も誰もが文句なしに楽しめる。永井沙耶子さんの『栄花と影と』。赤染衛門を語り手に、この時代の宮廷の人間模様が手に取る様に描かれる。『枕草子』を著した清少納言が何を書き何を書かなかったのか、その想いに胸がつまる。瀬戸内寂聴さん、永井路子さん、澤田瞳子さん、森谷明子さんのそれぞれの切り口で書かれた物語も、とても良かった。2024/03/16

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