出版社内容情報
成田空港でGS(グランドスタッフ=空港業務スタッフ)として働く咲良は人気の芸人の帰国を知り、芸能人を間近で見れることにワクワクする。しかし、ゲートに現れた人気芸人・瀬戸は空港警察に先月から着任したばかりの仁志村賢作に身柄を確保されてしまう。普段から、「役立たず」と陰で言われている空港警察の行動に驚く咲良。何と瀬戸には麻薬密輸の容疑が掛かっているらしい。しかし、瀬戸の身体には麻薬犬もTDS(検査機器)もX線も金属探知機も反応を示さなかった。とんでもない濡れ衣だと瀬戸は激昂するが、仁志村は意外なモノに着目し、瀬戸を追い詰め始める。
内容説明
国際空港を守る空港警察の署長に新たに着任した、仁志村賢作。柔和な笑顔で視察をする仁志村だったが、一転して派手なパフォーマンスで違法薬物の密輸を防ぐ。初日の優しげな印象とは裏腹に「貧困も劣悪な環境も犯罪の言い訳にはならない」と無慈悲に犯人を追い詰め検挙数をあげる仁志村に空港職員の咲良は畏怖を覚えるのだった。彼は正義の味方なのか、それとも目的のためなら手段を選ばない男なのか―。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。2009年「さよならドビュッシー」で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌10年にデビュー。同作は映画化されベストセラーとなる。緻密に練り上げられたストーリーと意外性のあるラストで人気を博し「どんでん返しの帝王」の異名を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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