角川文庫<br> 麒麟児

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角川文庫
麒麟児

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041117880
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。
軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。
江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。
和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。
二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰る。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。
三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのか――。
幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。

内容説明

慶応四年(1868年)三月。江戸は絶体絶命の状況にあった。崩壊寸前の幕府にとどめを刺そうと、西郷隆盛率いる五万の官軍が迫っていたのだ。幕軍を統率する勝海舟は、戦を終わらせるため、決死の覚悟で西郷に和議を求める。「焦土戦術」―決裂すればただちに江戸を焼き払う、捨て身の策を切り札として。日本の未来を賭けて、命も名誉も惜しまない二人の「麒麟児」、勝と西郷の交渉が幕を開ける!著者渾身の手に汗握る歴史長編。

著者等紹介

冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年刊行の『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2011大学読書人大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞を受賞。12年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

58
勝海舟を主人公に、西郷どんとの駆け引きが描かれます。日本の未来のために何も求めず駆け抜ける「麒麟児」2人の暗躍が手に汗握る、波乱万丈の歴史小説でした。面白かったです。2022/04/16

forest rise field

42
「江戸百万の命、俺が預かる」こんな啖呵を切った幕臣、勝麟太郎。世の中間違っていたら立場を省みず行動する。幕末という時代を西郷隆盛との交渉にスポットを当てた内容。幕末史を違った視点で見れた。新政府側、旧幕側のそれぞれの思惑。それぞれ意見の取り纏めの苦心が分かる。人は私利私欲、無関心、無鉄砲と様々いるもんだ。そんな中、冷静に判断して交渉行い江戸無血開城を成し遂げる。江戸が焦土と化したら今の日本はどうなっていただろう?2022/05/19

金吾

37
勝海舟と西郷隆盛の江戸無血開城の交渉を勝側主体に書いています。頭のキレや度量の大きさもそうですが何よりも戦略眼の高さに感嘆させられます。2022/12/14

hrmt

33
冲方作品5作目。幕末が舞台の作品はいくらか読んでいるが、かの有名な江戸城無血開城はどうやって成されたのか、勝海舟と西郷隆盛の間でどんなやりとりがあったのか知らなかった。幾度となく幕府に落胆させられながらも、慶喜を見捨てることができない江戸っ子.勝のボヤキが面白い♪もはや捨て身の焦土戦術まで用意した交渉前の駆け引き、緊迫感漂う交渉場面。明治となり、西南戦争で自刃した西郷を称える留魂碑を建てた勝。二人の間にたしかに心を通わせるものがあったということなのでしょう。2021/12/10

kitten

26
ブックウォーカーにて購入。勝海舟と西郷隆盛、二人が関わった江戸城無血開城の交渉を、勝の側から。勝の交渉のうまさか、西郷の人の大きさからなのか。江戸を戦火に巻き込ませない、という意思は、二人の中で一致していた。どちらも維新史上に残る傑物だな、と。そこで話が終わればよかったんだが、歴史は続いていく訳で。彰義隊の戦いがあり、士族の不平から、西南戦争へと続いていく。士族の不満はわかっていたけど、ようは、「仕事がない」んだよね。生活を保障されなきゃ、そりゃ暴れるしかなくなるわ。評価、星32022/09/29

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