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出版社内容情報
心が息をふきかえすには? 震災から一年。命を支える「言葉の力」を考える
語りきれない苦しみを抱えて、人はどう生きていけばいい? 阪神大震災を機に当事者の声を聴く臨床哲学を提唱した著者が、東日本大震災から一年を経て、心を復興し、命を支える「人生の語りなおし」の重要性を説く。
内容説明
心を引き裂かれる経験、体の奥で疼いたままの傷。どうすれば苦難から身を立てなおすことができるだろうか?傷ついた人々の声を「聴くこと」を課題として臨床哲学を提唱した著者が、心の傷口を静かにおおってゆく「語ること」の意味を真摯に説く。幸福に気づく知恵を問いなおす哲学入門。
目次
第1章 「語りなおす」ということ―語りきれないもののために(心のクッション?;「まちが突然、開いた」;語りにくさ ほか)
第2章 命の世話―価値の遠近法(求められる、もう一つの語りなおし;危機の信号;決められないわたしたち ほか)
第3章 言葉の世話―「明日」の臨床哲学(見えないことが多すぎて;特殊な素人;見えているのに見てこなかったこと ほか)
著者等紹介
鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。関西大学文学部教授、大阪大学文学部教授、同大学大学院文学研究科長・文学部長、同大学理事・副学長、同大学総長をへて、大谷大学教授。哲学者。専攻は哲学・倫理学。著書に『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)、『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)など、多数。2004年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
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