角川文庫<br> 不連続殺人事件 (改版)

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角川文庫
不連続殺人事件 (改版)

  • 坂口 安吾【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041100196
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

戦後間もないある夏、詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まったさまざまな男女。作家、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、世にも恐るべき、八つの殺人が生まれた!不連続殺人の裏に秘められた悪魔の意図は何か?鬼才安吾が読者に挑んだ不滅のトリック!多くのミステリ作家が絶賛する、日本推理小説史に輝く傑作。第2回探偵作家クラブ賞受賞作。

著者等紹介

坂口安吾[サカグチアンゴ]
明治39年(1906)、新潟生まれ。東洋大学印度哲学科卒業。昭和21年に発表した『堕落論』が反響を呼び、続く『白痴』によって太宰治、織田作之助らとともに新文学の旗手として文壇に特異な地位を築く。昭和30年、脳出血により48歳で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

265
山奥の豪邸に集まった好色の文士や画家、美女醜女。まるで猛獣の集まりだが、解説にある如く、ミステリとはいえ安吾の小説作法を踏まえた作りになっている。語り手は「巨勢博士を同道せよ」との謎の招待状に呼び出される。この巨勢博士なる青年、人間観察が低い線で停まっているゆえ(文学の才はまるでないけれど)探偵の天才なのだそうだ。愛欲の縺れた糸と利害の見えづらい糸を見極め、8人もの人が殺された際の犯行可能性を一々考えての推理は難しい。が、メイントリックに気づけば犯人の見当はつく。後は巨勢博士の理路整然たる解明を待つのみ。2022/08/06

青蓮

108
Twitterのフォロワーさんから頂いた本。安吾といえば「堕落論」などが有名で些か取っ付き難いイメージがありますが、本作は娯楽的推理小説。第2回探偵作家クラブ受賞作品だけあって切れ味鋭く、グイグイと読ませます。登場人物が多く、関係も複雑なので理解するのにやや手間取りますが、一癖も二癖もある強烈なキャラクター達が織り成す愛憎が激しい渦となり、やがて物語が収斂していく様はとてもドラマチック。最後まで犯人が解らず、ドキドキしながら読みました。面白かったです。 2018/04/09

aqua_33

74
みなさんのレビューを見ると結構絶賛されてますが、私はトリックに辿り着く前に断念。登場人物が多くて最初の数ページで10人くらい出てくるのに、その後もどっかんどっかん増えて…それでいてキャラは男女問わず奇人変人ばかりで人の区別がつかない、かつ人間関係が複雑。そして何よりも妙に読み辛いのです。一番目についたのが「然し」という言葉の多用。「然し」を読む度に殺人事件の犯人とか動機とか知りたいという気持ちが萎えていきました…。この読み辛さは時代というのもあるのかな?《2018年43冊目》2018/02/27

Tsuyoshi

70
登場人物が多く相関図をハッキリさせないと見えてこなかったので推理は早々に断念。出てくる人物たちがみな個性的なキャラだった分やり取りは面白く、結末や経緯に至るまでの意外性の連続で楽しめた。この手のもう少し丁寧に読んでより楽しめるようにしたい。2018/06/14

かえで

65
推理小説として、完璧な作品なのではないかと思う。話そのものがトリックに関わってくる。解決編を読んでいるときの高揚と言ったら、言葉に書き表すことが出来ない。登場人物の多さ、変人の多さで惑わされてしまい投げ出しそうにはなったけど、そこを乗りきれば本当に楽しめる(そもそもこの二つも小説を形作る重要な要素になっている…と思う)。とにかく読んで欲しい、最高の推理小説です。さすがに坂口安吾だけあって、探偵小説ながら(文学性の排除を意図的に試みているにも関わらず)しっかり文学しているなと感じました。2015/04/15

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