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出版社内容情報
山里の村外れに住んでいる、ごんべえさん。
ある日の夜、布団にくるまってうとうとしていると、
表の戸を、ドンドン叩き、「ごんべえ、ごんべえ」と呼ぶ声がします。
戸を開けると誰もいません。
戸を閉めてまた布団に入ると、「ごんべえ、ごんべえ」と呼ぶ声がするので、
そっと戸に近づき、ガラッと開けると、子だぬきが転がり込んできました。
たぬきをつかまえて、なわでしばったごんべえさん。
「二度とわるさしねぇようにな」
と、こらしめてやることに……。
いたずら好きのたぬきはいったいどうなる??
子供も大人も大笑い!日本語の楽しさが詰まった「落語」の世界。
内容説明
山里のはずれに住んでいる、ごんべえさん。ある夜、布団にくるまってうとうとしていると、表の戸をドンドン叩き、「ごんべえ、ごんべえ」と呼ぶ声がしました。そっと戸に近づき、ガラッと開けると、子だぬきが転がり込んできて…。人情あふれるごんべえさんと、お調子者の子だぬきのゆかいな噺。
著者等紹介
川端誠[カワバタマコト]
1952年、新潟県上越市生まれ。絵本作家。作品に、『鳥の島』(第5回絵本にっぽん賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつばちい
35
川端さんの落語絵本シリーズはクレヨンハウスなので、こちらは違うシリーズなのですね。いたずらしにきたたぬきを捕らえて、毛を刈って返したら、翌日また来て、放った一言は、、?くすりと笑えますが、毛を刈る必要あった??笑2021/04/01
雨巫女。@新潮部
18
《本屋》いたずらを子狸が、やり過ぎる。ごんべえさん優しすぎる。2020/03/15
のり
17
はじめ「どーゆーこと?」って思って(笑)2度読み。たぬきは毛を剃られてスッキリしたのね。たぬきもごんべえさんも可愛い。子ども達に読み聞かせるの、難しいかなー、で?って、なりそう(笑)2020/03/28
おはなし会 芽ぶっく
16
川端誠さんのらくごえほんは、安定の面白さです。山里のはずれに住むごんべえさんが、夜寝ていると、戸をドンドン叩き声をかけてくる誰かがいました。戸を開けるとそこにいたのは子だぬき。いたずら好きな子だぬきをごんべえさんは捕まえますが…。ごんべえさんの人の良さと、その斜め上をいく子だぬきのオチが面白い絵本です。2020/03/13
Cinejazz
14
〝ごんべいさん〟は、村の皆から慕われる孝行爺さんです。今夜も村の若い衆と酒盛りをしています。その愉快な笑い声を聞きつけて、山から下りてきて様子を窺う一匹の狸がおりました。夜も更けて、若い衆が帰ってあとにドンドンと戸を叩く音がして「ごんべい!」ドンドン、「ごんすけ!」ドンドン、「ごんたれ!」「ごんたれごんのごん!」とうるさいこと。「ははあ、山の子狸だな」と気づいた権兵衛さん、狸を縛ってしまいます。その翌朝「今夜はたぬき汁だ」と囃し立てる若者をよそに、権兵衛さんは狸の頭を剃りあげて山に返してやりますが・・・。2022/01/07