内容説明
かけがえのない人たちとのかけがえのない時を想うために…ギフトブックの先がけ、120万部の永遠のロングセラー。『空の名前』『宙の名前』『色の名前』3部作に続く最新刊が、四半世紀の歳月を経て、令和シリーズとして新登場!「時」にまつわる言葉471項目と807語を、178点の写真とともに紹介。
目次
1 日の章
2 月の章
3 年の章
4 暦の章
5 命の章
6 いにしえの章
7 とこしえの章
著者等紹介
三枝克之[ミエダカツユキ]
編集者、著作家、プロデューサー。1964年、兵庫県生まれ。東京でのレコード会社勤務、京都での出版社勤務を経て、95年よりフリーランス。2003年に沖縄へ転居。05年より宜野湾市にてカルチャーカフェ“CAFE UNIZON”を経営
西美都[ニシミヤコ]
写真家。1989年、東京都生まれ。東京工芸大学写真学科卒業。「自然と自分がつながる時」を撮る。沖縄を拠点にし、拾い集めた流木の自作フレームにプリントをおさめ、各地で展示会を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
87
時間、季節、節気、紀元など、「時」を表す様々な言葉が美しい写真と共に紹介されている。「朝」と言う言葉一つを取っても、実に様々な言い方があり、その言葉を使った和歌や俳句、小説の一節なども紹介があったりする。日本語って、本当に豊かで美しい言葉だなあ。だからこそ、言葉だけで真心を伝えるのも難しいのかな。「永遠」と言う言葉にも沢山の言い方が。でもこの世には永遠なんて物はきっとない。人の気持ちも時と共に移ろう。せめて自分の想いだけは変わらずにいたいと願いながら、また美しい写真を眺め直す。2020/05/10
マリリン
42
表題どおり時の名前と辞書のように意味が書かれているが、写真集としても魅力的。言葉の奥深さや日本語の美しさを改めて感じる。知らなかった言葉も多いが、特に時間を表す言葉...夜は、その情景の変化と共に多岐にわたる表現がある事に驚嘆。現代では聞くことも見る事も少なくなった言葉を噛みしめつつ多くの写真を情景を味わった。2021/05/15
おはなし会 芽ぶっく
13
日の章・月の章・年の章・暦の章・命の章・いにしえの章・とこしえの章に分けその項目470。こんなにも「時」や「時間」にまつわる言葉が存在するんですね。そして日本語の美しいこと。その美しい言葉に、175点の写真が掲載されています。付録に『日時計の作り方』があり、図書館で借りた本ですが、ちゃんと添付されていました。2020/04/06
ざるめ
12
言葉と写真が素敵なこのシリーズが大好き!(*^^*)まだまだ知らない美しい日本語がたくさんあるなぁ(--;)いつか使いこなせるようになりたい(^^;)しかしまわりの人も同じレベルじゃないと…2020/12/22
izw
9
最初に、「時」や「時間」にまつわる言葉を、それをイメージした写真とともに紹介する「時」の図鑑、と紹介されている。470項目を取り上げて、その言葉に関する解説文が載っている。日本語にこのような言葉があったのか、と思うような美しい表現、珍しい表現もある。「彼は誰時」「木の芽時」「牛時計」「芳紀」「朱夏」など。地球の年代も改めて読むと昔と呼び名の変わった年代も多い。過去から未来、一瞬を表す言葉も味わい深い。写真もほっこりするものが多く、眺めていて飽きない「図鑑」である。2020/03/09
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- 和書
- 対訳:サザエさん 〈7〉