青山に在り

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青山に在り

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041072301
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今いる場所を死所と定めて、尊く生きよ――傑作歴史青春小説!川越藩筆頭家老、小河原左宮の息子・左京は学問と剣術いずれにも長け、将来を嘱望される13歳の少年。
ある日、城下の村の道場で出逢った貧しい農民出身の少年・時蔵が、姿形から剣の腕に至るまで、あまりにも瓜二つだったため、お互い自分の出自に疑いを持つ。
しかし他人のそら似らしいとわかると、時蔵の家に寄寓していた従妹のお通をまじえ、身分の差を超えた豊かな友情を育んでいく。
ある出来事を機に袂を分かった二人だったが、折しも尊皇攘夷や世直し一揆の風が全国に吹き荒れ、自衛のため、川越藩にも農兵部隊を創設し兵力として活用すべきではとの意見が持ち上がる。
時蔵は反対の意見を、百姓たちの代表として家老に訴え出るという。やり方を間違えれば強訴とも受け取られかねず、左京は友の為一肌ぬぐべく、時蔵のもとに馬を走らせる。
その先には、思いもかけない運命の悪戯が待ち受けていて…・…義心、友情、ほのかな恋心、そして子供時代との永遠の訣別。
ひたむきな少年の青春をダイナミックな時代背景と川越の風物に寄せて、生き生きと浮かびあがらせた傑作歴史青春小説!


序章
一章 縁
二章 甘酒
三章 さらぬ別れ
四章 武州世直し一揆
五章 青山の賦
六章 お通の客
七章 子の日の松
八章 富津陣屋
九章 烈日
十章 道


篠 綾子[シノ アヤコ]
著・文・その他

内容説明

川越藩筆頭家老の息子・小河原左京は、学問剣術いずれにも長け、将来を嘱望される13歳の少年。ある日、城下の村の道場で自分と瓜二つの農民の少年と出会ったところから、運命の歯車が大きく動き出す―。幕末の川越藩を舞台に、激動の時代と数奇な運命に翻弄されながらも、己に誠実に、まっすぐ生きようとする若者たちを清冽に描き出した青春時代小説の永遠のスタンダード、誕生!

著者等紹介

篠綾子[シノアヤコ]
埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。時代小説のシリーズ作品に、2017年歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞した「更紗屋おりん雛形帖」ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

185
なんたって家老である父・佐宮がかっこいい!小賢しい舎人には私が言ってやる「置かれた場所で咲け!」と。自分の中で昇華出来ずにこんな復讐は救いが無い。恨みから得るものは哀しみだけだ。人は生まれではなく育ちだ。己の出生の真実を知ってそれでも強く生きるのは、そう育ててもらったからだ。見本になる親がいたから。友である兄弟がいるから。幕末、時代の過渡期に左京よ、時蔵よ、尊い人生を生きて行け。いい物語を読んだ。そんな感じ。2019/01/12

信兵衛

33
時代小説においては珍しい、と言って差し支えないような、新鮮にして清冽な青春成長ストーリィ。お薦めです。2019/02/08

to boy

24
幕末の動乱期に生きた老中の息子と貧農の息子。その出生の秘密を基に起きる出来事。左京とその父佐宮の眩しいばかりの素直さが新鮮でした。あらすじを言えば大したこと無い内容ですが読んでいて清々しい思いをしたのは作者の思うつぼにはまったのかも。2019/04/02

toshi

16
久しぶりに良い小説を読んだ気分。細かいところで色々あるものの全体としては素晴らしい。すぐに分かるように、着想は「王様と乞食」。設定は同じでもストーリ展開はまるで異なる。主要登場人物が「正義の味方と悪者」にはっきり分かれていて、正義の味方はどこまでも清廉潔白であるのに対して、悪役は性格や考え方がゆがんでいる。生い立ちや境遇である程度は分かるけれど、ちょっと極端にはっきり書き分けられすぎている。そういう人物が登場するのは構わないけれど、みんながみんなそんな人ばかりで、そこのところがちょっと・・・。(→続く)2019/01/14

みよちゃん

15
川越に隣接し、新河岸川のそばに住んでいるので、とても身近に感じられた。少年にしては大人びた感じだったが、幕末という時代、家老の息子という立場では、それもあるのか?読みやすく自分によく似た少年や可愛い少女達との関係が、武州一揆の流れに飲み込まれ、別れていくのが辛い。静山の意味を父から教えられるところに胸を打たれ、涙が止まらなかった。2019/01/09

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