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祈りのカルテ

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041065808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大人気『仮面病棟』著者が贈る、感涙必至の連作医療ミステリ!諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。
初期臨床研修で、内科、外科、小児科など、様々な科を回っている。
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。
その腕には、別れた夫の名前が火傷(ヤケド)で刻まれていた。
離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。
しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。
彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか……。(「彼女が瞳を閉じる理由」)

初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人や、
循環器内科に入院した我が儘な女優など、
驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、
新米医師、良太はどう解き明かすのか。

「彼」は、人の心を聴ける医師。
こころ震える連作医療ミステリ!

知念 実希人[チネン ミキト]
著・文・その他

内容説明

諏訪野良太は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修中で、内科、外科、小児科、産婦人科など、様々な科を回っている。ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷で刻まれていた。離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか…。(「彼女が瞳を閉じる理由」)初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人、循環器内科に入院中の我が侭な女優…。驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、新米医師、良太はどう解き明かすのか。ふと気づけば泣いていた。連作医療ミステリ。

著者等紹介

知念実希人[チネンミキト]
1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、12年、受賞作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』(講談社)で作家デビュー。15年には『仮面病棟』(実業之日本社文庫)が啓文堂書店文庫大賞を受賞しベストセラーとなる。心に迫る様々な物語で読者の支持を集める、今最も注目のミステリー作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

511
生きているから患者は嘘をつく。それを研修医の諏訪野が見つけつつ成長する、医師にしか書けない連作短編集。薬物を飲んで搬送される【常連】の女性、ガンの手術拒否に謎の火傷、不可解な病状悪化の喘息に拡張型心筋症。研修先の各科で【向いてない】と言われる諏訪野はどの科を選択?ご都合主義の面もあるが、ちゃんとミステリー。冴木親子など「螺旋の手術室」とクロス。今度は諏訪野が主役。軽く読めるようで臓器移植など深いエピソード。医学知識に頼らず人を描く点は評価する。読後が爽やか。読んで損はない。「ひとつむぎの手」に続く。2019/12/28

うっちー

430
医療系ミステリー集で読みやすくグッド2018/05/21

三代目 びあだいまおう

380
研修医の諏訪野良太は進路を決めかねている。精神科、外科、皮膚科、小児科、循環器内科と回り様々な医師と患者と触れあう。各科1章ごとの短編集。何かしら問題を抱える患者、忙しい医師にとっては取るに足らないかもしれぬ類いの問題、というか『引っ掛かり』が気になる良太は1人カルテとじっくり向き合う。何がある?何かできないか?あの患者のために!そう『祈り』を込めて!患者が隠すモノにはどれも深い愛がある。対話とカルテでその『深き愛』に辿り着く良太。特に最終章は切なく辛い。人の心に寄り添う立派な医者になってください‼️🙇2019/05/02

のり

338
「諏訪野良太」は研修医として様々な科で学んでいた。それぞれの科での指導医も己の専門医療に誇りをもつ人徳者ばかり。彼自身も患者や、看護師の受けも良く、ひたむきに取り組む。問題を抱えた患者の奥底を覗きこみ救いあげる。技術も必要だが、寄り添う才能も持ち併せる。将来どの科に進むか悩んでいたが、決め手となる出来事が…きっと彼ならどの科に進んでも立派な医者になるはずだ。2018/12/02

Makoto Yamamoto

331
知念実希人二冊目。 今回も研修医者の物語。 作者が医者だったので、描写もすんなり頭に入ってくる。 今回は大学病院で研修医として勤務している諏訪野が種々の診療科を回って、本人の専門の科目を決めるストーリー。最後のストーリーが一番好きだった。2019/06/30

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