• ポイントキャンペーン

角川文庫
雪国 (改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 183p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041057070
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

51
冒頭が有名すぎて読んでいなかったのですが、やっと読了。男女の心の葛藤を描いた物語だったのですね。正直、私は駒子が苦手です。面倒くさい女だと思ってしまいました。結ばれないと分かっているから、関係をこじらせてしまうような言動をするのでしょうか。島村は、東京に戻って行くし、一緒になることはなさそうですものね。そう考えると、切なくなりました。2014/08/18

なお

44
中高生の頃、この本を広げてみたものの良く分からなかった。もやがかかっている様なストーリー。『雪国』という別世界の中で、人物や風景を叙情的に映す。見た事もない西洋舞踏の評論を生業とする島村は、芸妓駒子の生きる様を哀しくも清潔だと感じる。女性の持つ美を、不可思議な所も含めて著者は愛しいと思うのだろう。この小説は美しく哀愁を帯びた詩のように言葉が紡がれ、英訳したE・G・サイデンステッカーさんは解説で「川端は俳句の巨匠にさかのぼる一連の文学体系に属すると考えている」と書いている。再度読み考える事が出来て良かった。2024/01/26

ひかちゅう

18
「トンネルを抜けると雪国だった」の書き出しであまりにも有名な本作。幼少期以来久しぶりに読んだが、こんなストーリーだっけか?そしてこんな終わり方だっけか?覚えていた物語と違っててちょっと戸惑いを感じた。雪深い温泉街で再会する、都会から訪れた裕福な島村と芸者をしている駒子と葉子。清潔感が漂う駒子と悲しいほど美しい声の葉子。繊細な日本語の美しさを感じられる名作。2016/03/20

桐ヶ谷忍

14
有名な冒頭の一節以外知らなかったので、まずこういう話だったのかと驚いた。親の金で暮らしている妻子持ちの男が温泉宿で、ひとりの芸者と想い合い、もうひとりの芸者を想う物語。書き留めておきたいハッとする表現が多数あるものの、ストーリーとしては面白くなかった。抒情性が浮き上がる為とはいえ、単純に冬になったら温泉宿に芸者と不倫しに行くという、ぶっちゃっけていえばそれだけなので、ちょっと私にはピンと来なかった。2018/02/25

pe-poko

13
読了!2016/12/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/517954
  • ご注意事項