角川文庫<br> ラプラスの魔女

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角川文庫
ラプラスの魔女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041054932
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。検証に赴いた地球化学研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ!

内容説明

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。地球化学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。ふたりの被害者に共通点はあるのか。調査のため青江が現地を訪れると、またも例の彼女がそこにいた。困惑する青江の前で、彼女は次々と不思議な“力”を発揮し始める。

著者等紹介

東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年大阪府生まれ。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

934
本書の着想の基軸になったのは、18世紀フランスのピエール=シモン・ラプラスが提唱した「ラプラスの悪魔」である。物語の要件としては、魔女は必ずしも登場する必要はないのだが、そこに円華を登場させることで、ややもすると陰惨なものになりかねない内容に、軽快な色合いを添えることに成功した。しかもタイトルもとってもチャーミングだ。そして、そこにもう一つ付加されたのがナビエ・ストーク方程式である。これら二つを組み合わせてミステリーとしたアイディアは秀逸だとは思うが、トリックそのものはいささか頼りないのではないだろうか。2020/09/03

Tetchy

693
受験生だった頃、また仕事に行き詰り、先行きに不安を覚えた時、思ったことはないだろうか?全てが見通せる、全知全能の神になりたい、と。本書はそんな能力を持った人間の物語。物語はミステリとファンタジーの境界線上を平均台の上を歩くかのようにふら付きながら進行する。悪に転べば誰も捕まえることの出来ない究極の犯罪者となる、実に危うい存在、羽原円華。見えている風景がどんなものであれ、彼女は生き、そして立っている。その強さをいつまでも持っていてほしいと願いながらも、危うくも儚さを感じる彼女の前途が気になって仕方なかった。2018/09/09

カメ吉

589
映画を観る前に読みたいと思っていたところに文庫化され、まんまと読まされました。東野圭吾作品らしいと感じました。科学的な根拠?とオカルト的な要素が上手く混ざり合って引き込まれました。 登場人物にも魅力を感じさせるのも東野圭吾作品の凄いところかな?って再認識しました。面白かった。2018/03/01

パトラッシュ

530
科学のメスでも解明できないサイコパスの暗闇が引き起こした殺人事件を、警察の捜査に導かれて様々な分野の科学者が協力し追跡していく。一方で文系の精神による狂気で家族を失い、自らも傷ついた理系の頭脳がたくらむ復讐劇が展開する。双方の謎がまた謎を呼び、医学の暴走と政治の思惑まで加わって思いがけぬラストへ突進する。人間心理の暗い淵を抉るドラマは強烈だが、多すぎる視点が細切れでわかりにくさが残るし、失踪した重要人物を公安が全く発見できない設定はポリティカルサスペンス的な興趣をそぐ。読者としては完璧であってほしかった。2023/01/16

ehirano1

486
東野圭吾が書いた壮大な「親ガチャ」でした。いろいろと考えさせられました。2022/06/07

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