出版社内容情報
二乗してマイナスになる、ミステリアスな数の正体がやっとわかった!方程式を解くために人工的に考えられた虚数が、実際の数字とも関係してくるのはなぜ? 自然数、分数、有理数…小学校のレベルから数の成り立ちを追い、不思議な実体にせまる! 読んでがつかめる一冊。
深川和久[フカガワヤスヒサ]
1952年生まれ。京都大学理学部数学専攻卒業後、同大文学部社会学専攻へ。東京大学大学院修士課程社会学研究科修了。教材出版社などに勤務し、教材制作に従事したのち、フリーに。趣味は俳句。
著書に『ゼロからわかる指数・対数』『ゼロからわかる微分・積分』『Quizでわかる中学数学』(ベレ出版)、『2010年版 ズバリ図解 まるわかりSPI2[速さ・確率編]』 (中経出版就職合格文庫)などがある。
内容説明
ガウスやコーシーなど、名だたる数学者を魅了してきた虚数。「二乗してマイナスになる」という実体を持たない数で、英語では「imaginary number(想像上の数)」と呼ばれている。その一方、オイラーがつきとめたようにeiπ+1=0が成り立つなど、虚数は数学の深遠さを次々と明らかにしてきた。この不思議な数の正体とは?1、2、3…といった自然数のしくみからスタートし、摩訶不思議な数の魅力と威力をやさしく伝える。
目次
第1章 虚数は本当にウソの数か?―ヒーローとしての虚数(虚数とはどのようなものか―2乗してマイナスになるとなぜいけない?;実数の側の状況はどうか―実数はどれくらい「まっとうな」数か?)
第2章 虚数はこうして認められた!―虚数の誕生事情(負の数と虚数の生い立ちと定着まで―方程式から芽が出て成長した)
第3章 これが虚数のナマの姿だ!―虚数と複素数の世界(複素数と複素数平面―複素数の基本的性質を調べる;複素数の乗法と回転―複素数をかけること;複素数とはどういう数か―複素数を超える数は存在するか)
第4章 複素関数の微分・積分―実数と複素数の微分・積分のちがい(複素関数の微分―複素関数の微分の強い性質;複素関数と積分―計算を超える奇妙な性質)
著者等紹介
深川和久[フカガワヤスヒサ]
1952年淡路島生まれ。京都大学理学部(数学専攻)卒業後、同大文学部哲学科(社会学専攻)卒業、東京大学大学院修士課程社会学研究科修了。学習教材の出版社に勤務し、教材の制作にたずさわる。その後独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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