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角川文庫
ダークタワー〈4‐1/2〉鍵穴を吹き抜ける風

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041049754
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

15歳で最年少のガンスリンガーとなったローランドは、デバリア地方で起きた凄惨な殺人事件の調査に赴く。そこで親を亡くし怯えるビル少年と出会った彼は、母から読み聞かされた御伽噺を聞かせる……。

内容説明

デバリアの町で起きた連続惨殺事件。それは、変身能力を持つスキンマンの仕業ではないかと囁かれていた。父に命じられ、調査に赴いたローランドは、父親を目の前で殺され、記憶を失った少年に出会う。彼は少年に、幼い頃読み聞かせてもらった、勇敢なティム少年が活躍するお伽噺を語りだす…。若き日のローランドの冒険譚と、母の思い出とともにある優しい物語が入れ子構造に。ファン熱望のシリーズ最新作が、本邦初翻訳!

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン] [King,Stephen]
1947年メイン州生まれ。高校教師やクリーニング工場でのアルバイトのかたわら、執筆を続ける。74年に『キャリー』で長編デビューし、好評を博した。その後、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリー賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数

風間賢二[カザマケンジ]
1953年東京生まれ。幻想文学研究家・翻訳家。『ホラー小説大全』で第51回日本推理作家協会評論部門賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

95
本書はローランドが昔の任務について語られるが、さらにその回想譚の中でも若きローランドによって『鍵穴を吹き抜ける風』という昔話が繰り広げられるのだ。つまり本書は物語が三重になった入れ子構造なのだ。このシリーズには『指輪物語』の影響が以前も見られたが、本書ではそれに加え『ナルニア国物語』の世界観をも感じられた。さて本書はシリーズ完結の8年後、即ち『11/22/63』の翌年に書かれているのに注目したい。同書執筆中に得たインスピレーションが本書の中にどう関わっているのか、それはまたその時に確認することにしよう。2023/10/23

Small World

36
キングの大作ダークタワーシリーズの最新刊を読了です。物語の時系列としては、中間期になるので、時系列順で読むこともできたのですが、刊行順に読むことにしたのが、私にとっては正解でした。物語中に語られるおとぎ話『鍵穴を吹き抜ける風』が長いけど面白かったし、母親に関するくだりは優しさにあふれていて、ちょっと泣けてしまいました。これでシリーズは完読ですが、あとひとつ短編があるようなので、ローランドに会いたくなった時に読もうと思います。2018/06/06

ぐうぐう

32
第4巻『魔導師と水晶球』と第5巻『カーラの狼』との間を埋めるエピソード『鍵穴を吹き抜ける風』。本編完結後に刊行された本作だが、外伝やスピンオフではない。れっきとした本編としてのエピソードだ。言わば、4.5巻である。隙間を埋めると書いたが、4巻と5巻を単に繋ぐブリッジ的な内容とは違い、主人公・ローランドの重要な過去が語られ、と同時に未来への姿勢が示される、まさに芯を喰らう話なのだ。(つづく)2021/07/16

つきかげ🌙

31
キングのライフワークダークタワーの外伝。本編完結から8年後に書かれたので、いまいち知名度がありませんが面白かったです。 本編の途中で主人公ローランドの昔の話がでてき、さらにその中でおとぎ話が語られるというメタフィクションという形で話が進みます。2020/02/03

ぎん

17
シリーズ最新作だけど、エピソード的には4と5の間なのでこんな表記に。 途中の挿話が長すぎて元の話を忘れちゃうよ。面白くはあったけど、ダークタワーシリーズを読むに当たって、読まなくても問題ない。蛇足というと言い過ぎかもしれないが、シリーズファンに向けたサービスと捉えるといいかも。2017/06/26

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