角川文庫<br> 鎌倉ビーチ・ボーズ

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角川文庫
鎌倉ビーチ・ボーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041034606
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

由比ヶ浜の<駆け込み寺>で起こった、小さな奇跡とは……。

鎌倉・由比ヶ浜にある浄泉寺。住職だった父親に代わり、息子の凜太郎が継いでいる。しかし、寺の運営に全く関心のない彼は、アルバイトの僧侶を雇い、気ままにサーフィンを楽しむ日々。ある日、身体中にキズがある女子高生が駆け込んでくる。家族に相談出来ないと言い張る彼女を見捨てることも出来ず、渋々宿坊を貸すハメに。家出の原因を探っていくと、友人関係のトラブルだと分かり、解決に向けて動き出す。人生に迷った人たちの心の葛藤を描く、潮風香るハートフルストーリー。

内容説明

鎌倉・由比ヶ浜にある浄泉寺。住職だった父親に代わり、息子の凛太郎が継いでいる。しかし、寺の運営に全く関心がない彼は、アルバイトの僧侶を雇い、気ままにサーフィンを楽しむ日々。ある日、身体中キズだらけの女子高生が寺に駆け込んで来る。家族には相談出来ないと言い張る彼女を見捨てることも出来ず、凛太郎は渋々宿坊を貸すハメに。家出の原因を探っていくと、友人関係のトラブルだと分かり、解決に向けて動き出す。

著者等紹介

喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しん

31
住職の父親が亡くなり、その跡継ぎの息子が主人公です。自らを住職と思っていなくて、単なる「住職の息子」と思っているサーファーと、その寺に駆け込んで来る人達を描いた物語です。割と軽めの小説だと思います。自由気ままなだけに、僧侶としては不適格な主人公は、何だか爽やかです。サラサラと読めて、ページを捲るスピードもかなり速くなります。内容的には重たい面もあるのですが、その割にはどこかずっと軽い気がします。2016/03/07

たぬ

14
☆4 喜多嶋氏3冊目。ビーチ・ボーイズならぬビーチ・ボーズか。寺の息子でサーファーか。性格は若干オラオラ系か。「教師も警察も、少し大げさに言えば、死者でも出ない限り本気では動かない」(33頁)いやほんとそうよね。あと「智美が初めて自分の力で進んだ10センチなのだ」(73頁)、「誰にも、心の中から削除できないものもある」(175頁)このあたりも心に響いた。3人とも成長できてよかったよ。2020/09/12

イレイジ

7
海行こっと!2015/12/18

東海太郎

6
好きな湘南の風景が浮かんでくる。あの溌溂としていて誰もを受け入れるキャパシティの広さ。いつ行っても面白いのはやはり天下一の景勝地だからだろう。消化不良な感じもするが、湘南の海で読めばまたイメージを変わるかも。2016/01/07

オキシドール大魔神

5
今年初の読破。消化不良感が否めないが、私の好きな湘南が舞台なので、情景を思い起こしながら読んだ。

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