鹿の王〈下〉還って行く者

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鹿の王〈下〉還って行く者

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  • サイズ B6判/ページ数 554p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041018897
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。何者かに攫われたユナを追うヴァンは、謎の病の背後にいた思いがけない存在と向き合うことになる。同じ頃、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが、愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は―!?

著者等紹介

上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
作家・川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』で作家デビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、『獣の奏者』シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

1342
下巻は激しく、またファンタジックにドラマが揺れ動く。特に交互に語られていた2組のエピソードがゆっくりと、確実に重なっていく様は物語の鼓動が聞こえるかのごとき興奮。ミクロとマクロな視点がありどちらも引き込まれる。それらがアンサンブルのように重なって一つの大きなテーマを紡ぎだし、力強い。上巻からの期待値を遥かに上回る作品として結実。読み終われば鹿の王というタイトルにも見事な余韻がある。描かれる世界はファンタジーでも伝わるメッセージは現代を、明日を生きる我々を勇気づけるものだ。なによりそこが素晴らしい。2014/10/04

starbro

1251
上下巻1000P超を読了しました。上橋菜穂子は従来のファンタジーの枠を大きく超え、さらなる高みに上った感があります。ところで地球・自然環境に取って、最強・最悪の破壊者(ウイルス)は、70億を超え100億人に迫ろうとしている人類だという説があります。そうした説からすると強力な伝染病のウイルスは地球を守るためのヒーローなのかも知れません。黒狼熱が中世の黒死病のように猛威となって人口を激減させる世界もあるのかなぁ!2014/11/30

抹茶モナカ

998
ヴァンとホッサルの病気と免疫についての対話シーンは「ふむふむ。」と、熱中して読んだ。ヴァンの『裏返る』という感覚について、何時間も集中して読書していたら、あまりに本の世界に入り込んで、僕はゾワゾワする感じがしたことがあって、「あの感じに近いのかな?」と思ってみたりしていたら、《恐ろしい病気》という作中表現があったりして、違ったみたいで。なんて言うか、自分が裏返るくらい本の世界に危ないくらい浸る事が個人的にあったので・・・。そんなこんなもありつつも、下巻は一気読み。2015/04/13

遥かなる想い

971
下巻はユナを追うヴァンと 火馬の民の族長オーファンの出合いから始まる。 漠然と散らばっていた話が 徐々に繋がっていく様は 気持ち良い。 ヴァンとサエ、そしてユナ…飛鹿と火馬…読んでいると 自然と映像が浮かんでくる のだが、なぜか獣ばかり 登場するのは著者の意図 なのだろうか? 愛する人を守るために、 ヴァンとホッサルは何を 選ぶのか? やや複雑な部族関係が 真相を解りにくくしている のが少し残念だが、 壮大な生命と愛の物語 だった。2015/08/11

frosty

755
読み終わった後、しばらく動けなくなります。感動、恐怖、興奮、いろいろな物が頭の中でグルグル回っていて、それがあまりにも無秩序に体の中を巡るものだから、どうしたらいいのかさえわからない、そんな感覚に陥ってました。本を閉じて、ああ、終わっちゃったんだな、と思うと涙が出てきました。早く読み進めたいけれど、この物語に終わってほしくはない。本当に、上橋さんの描く物語、大好きです。世界中の人々に読んでもらいたいけど、これは違う言語に直されたら魅力が半減してしまいそう……上橋さんが、母国語の日本語でこの物語を紡いだから2014/09/30

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