出版社内容情報
<謎解き屋>を開業中の静湖姫にまた、奇妙な依頼が。長屋に住む八世帯が一夜にして入れ替わった謎を解いてくれというのだ。背後に大事件の気配を感じ、姫は張り切って謎に挑む。一方、恋の行方にも大きな転機が!?
内容説明
平戸藩の元藩主・松浦静山の娘、静湖姫は、三十一歳にして嫁にも行かず“謎解き屋”を開業中。今回飲み屋で聞いた謎も妙だった。長屋に住む八世帯が、一夜ですべて入れ替わってしまったというのだ。裏にはきっと大事件が…と妄想する姫だったが、実は裏には、それを上回る悪事が潜んでいた。危険に近づいていく姫の運命は!?もてもての姫さまに言い寄る男も絞られていき、恋の行方も大きな転機を迎える。大人気シリーズ第6弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるる
53
ええええええ!そんな展開? 確かに占いは計算ミスだったけど、これじゃあ清湖姫が可哀相だよ。松浦家をとりまく不穏な動きも気になるし…。これまでは楽しく明るい気分で読了できたのに、今回は清湖姫の心情ににシンクロしてしまって寂しい気持ちで読了。2015/04/14
momi
38
三十一歳のお姫様シリーズ第六弾!!みんな離れて行っちゃって淋しいなぁ〜!このシリーズはクスッと笑えるし、おかまの飲み屋がでてきたり、幽霊まで出てきちゃったりして、時代小説の堅苦しさがなくスラスラ読めて、とっても面白かったのですが…。クライマックスにむけて、今回は大きな動きがあり、八月二十五日の第七弾で終わりを感じさせる展開でした!お姫様でも…「恋」は、なかなか想うようにはいきませんね〜。2014/05/07
ベルるるる
31
護衛の岡田が、静湖姫の相手かも・・・なんて思っていた私は甘かった。な、なんと多歌子姫と結ばれた岡田。 静湖姫の父親もなんだか、なんだか危うい立場になってきそうだし・・・。ちょっといろいろと心配な6巻。2016/07/24
こおり
29
姫は三十一(6) え~~~~~~っ 何でだよぉぉぉ!!!ダメだ…ショックから立ち直れないわ。今作は色々と衝撃的なことがあって、私もうボロボロです_ノ乙(、ン、)_ でも、静湖姫の気持ちよくわかるな…。歳を重ねるごとに臆病になってしまうのよね。 あ!7巻、8月25日発売予定だってさ。「クライマックス」っていったいどうなっちゃうんだろう。ああ~待ちきれない。ヤキモキするわあ 2014/04/28
ひさか
27
6巻め。 いつものノリですが、謎が小ぶりでした。 岡田がいなくなっちゃったのが残念です。 終りが近いのでしょうか。2014/07/01