出版社内容情報
一度出たら生きて帰れないといわれる外界からサイロ18に帰還し、市長となったジュリエット。発見した他のサイロをすくうため、トンネルの掘削を始めたが、反発は強く、サイロは再び危機に見舞われる??。
内容説明
一度出たら生きて帰れないといわれる外界から帰還し、サイロ18の市長となったジュリエット。発見した別のサイロに取り残された人々を救うため、トンネルの掘削を始めるが、市民の反発は強く、司祭は掘削機を悪魔と言い放った。一方サイロ1では、ドナルドがそれぞれのサイロの命運を思い一人苦しんでいた。ドナルドを敵と見なすジュリエット。そしてトンネルが貫通した時、サイロ18に圧倒的な危機が訪れる―。
著者等紹介
ハウイー,ヒュー[ハウイー,ヒュー] [Howey,Hugh C.]
1975年、アメリカ・ノースカロライナ生まれ。2011年、中編として『ウール』第一部をアマゾン・キンドルで発表すると、爆発的なヒットとなり、読者に促される形で続編を執筆。全五部をオムニバスにした『ウール』はアメリカとイギリスで大手出版社が出版権を、大手映画会社が映画化権を獲得。世界30カ国以上で発売されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
34
☆ SF小説三部作の第三部。第一部「ウール」上下巻は、わずかに生き残った人類が暮らす『サイロ』と呼ばれる巨大地下建造物の物語。第二部「シフト」上下巻は「ウール」の前日譚。サイロが作られた理由や、サイロの歴史が語られました。この「ダスト」の上下巻は「ウール」の直後から始まる続編。意外な展開が続き、夢中で読ませられました。「ダスト」上巻の最後では圧倒的な絶望が描かれます。下手に物語を紹介すると前の第一部、第二部のネタバレになるので紹介がしにくいですが、ぜひとも読んでほしい傑作です。2016/04/13
MATHILDA&LEON
33
世界で話題の超大作第3部。第1部・第2部で謎に包まれていた出来事が解かれるものの、まだまだ沢山の試練が主人公たちに待ち受けている。超長編なのに、飽きが来ないどころか、むしろ更に読むのが楽しく、止まらなくなる。物語自体は悲しみや苦しみに包まれており、地下に暮らす人々はただただ安定を求め、変化には恐怖心と不信感を露わにする。それはどの世界でももしかしたら同じなのかもしれないが、その中で変化を望み、一縷の希望に賭けて奔走する主人公には感動させられる。遂に次作で最後となるが、彼女たちの未来に光はあるのか。期待大。2016/05/06
井戸端アンジェリか
16
シリーズ3作目。3は1の続きだと知り2を飛ばして読んでみた。やっぱり順番に読めばよかったな───、2のネタバレ感がするのよ。そりゃそうだ、最終巻だもの...。何はともあれ楽しさは変わらない。お願い、生きていて!!と下巻へ駆け巡る。2018/12/14
けいちゃっぷ
16
『シフト』を読んでから半年経ってしまった。 毒薬を撒いたかと思ってたら、「悪い」ナノマシンだったんだね。 世界はどうなっているのだろう。 ナノマシンによって滅んでいるのか、何事もなく続いているのか。 今回はサイロ18のジュリエットとサイロ1のドナルドが主人公格。 両者に危機が迫るがどうなるのだろう。 277ページ 2017/01/09
かおりっくま
13
あああ!どうして私は上巻だけ先に買ったんだ!怒涛の展開に続きが気になる!すっごい気になる!買いに行く暇がない!2015/11/07
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