角川文庫
シフト〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041014400
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

2049年、滅亡前の世界。新人議員のドナルドは、上院議員サーマンから極秘プロジェクトへの参加を依頼された。ドナルドがサーマンの娘アナと設計した地下施設が完成、全国党大会が行われる中、上空で核爆弾が爆発した。一方、滅亡後の世界では、冷凍睡眠から目覚めたトロイが、サイロの責任者として「第一シフト」に入っていた。ミッションは秩序維持。必要なすべては、『秩序の書』に書かれ、伝承されていた。巨編『ウール』続編。

著者等紹介

ハウイー,ヒュー[ハウイー,ヒュー] [Howey,Hugh C.]
1975年、アメリカ・ノースカロライナ生まれ。ヨットの船長を8年務めたあと、結婚を機に陸に上がり、小説の執筆を本格的に開始。“Molly Fyde”シリーズで好評を博したのち、2011年、中編として『ウール』第一部をアマゾン・キンドルで発表すると、爆発的なヒットとなり、読者に促される形で続編を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MATHILDA&LEON

26
衝撃的なストーリー、『wool』の続編で、なぜ地下で人々が暮らすことになったのかという「全ての始まり」を描いた本作。少しずつ、その“なぜ”が分かり始めるが、そこには暗く悲しい現実が立ちはだかっていて、読んでいて鬱々としてくる。とは言え、色々な謎が解けていき、登場人物らがこれからそれをどう対処していくのかを追いかけていく楽しさと、まるで自分もその当事者であるような気分にさせてくれる感覚は不思議と心地よい。文字通り一気読みしてしまった。下巻は更に盛り上がりそうで楽しみ。2015/10/02

nico.pp1

23
世界がなぜ滅亡したのかなど、ウールではわからなかった謎が少しずつ解き明かされ、今後の展開にも期待が高まる。サイロ18の危険な状況、失われた記憶を取り戻したドナルドも気になり、早く下巻を読まないと!2015/10/31

tom

22
人間の体を死なないように保存して、必要なときに取り出して再生する。こんなことを繰り返しながら、大変なことが続く。こんな話だから、かなり怪しい。面白くなるのかどうかと、かなり怪しみながら読み進める。第一部を読んでしまったから、仕方なしにタラタラという感じ。面白くなるはずはないと思いながら、下巻を図書館に注文。2022/07/08

JACK

18
◎ 世界崩壊後の巨大地下施設を描いた巨編「ウール」の前日譚。人類は破滅をもたらす手段と、心に傷を追わせた出来事の記憶を消す方法を発見した。2049年、滅亡前の世界で、新人議員のドナルドは上院議員のサーマンとともに50ヶ所にも及ぶ巨大な地下施設の建設に携わっていた。施設完成後、全国党大会が開催されているその場所で核爆発が起こる。世界滅亡前のドナルドと、滅亡後に冷凍睡眠から起きた責任者のトロイが交互に描かれ、少しずつ世界の詳細が明らかになる展開に惹きつけられます。2015/09/30

井戸端アンジェリか

17
シリーズ2。なぜこんな事になったのかよーくわかった。一晩寝たつもりで100年...。サイロ1とそれ以外の49の営みを思うと妄想力が爆発して震えがくる。あのチョビ髭のおじさんの思想と変わらないじゃん、溶かし屋のおじさん。泣くしかないよね、でも主人公だって神側の人間なんだよね。大いに後悔するがいいさ、と下巻の階段を駆け下りる。2018/12/23

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