出版社内容情報
モテ期到来のやさぐれ姫さま、不思議事件の謎に挑む!
謎の書き置きを残し、駆け落ちした姫さま。豪商<薩摩屋>から奇妙な手口で大金を盗んだ義賊・怪盗一寸小僧。モテ年到来の姫さまが、江戸を賑わす謎を追う! 大人気書き下ろしシリーズ第三弾!
内容説明
あの日の夜、豪商“薩摩屋”の蔵から聞こえた猫の声。不審に思った番頭が蔵の扉を開けると、闇の中には驚くべき化け物が!そしてふと気がつくと、千両箱3つが消えていた―。巷で噂の義賊「怪盗一寸小僧」が現れたのだった。同じ頃、風変わりな姫さまの駆け落ち騒動が持ち上がる。妙な書き置きを残して消えた姫さまは、一体どこに?“謎解き屋”を始めたモテ年到来の静湖姫が不思議事件の謎を追う、大好評シリーズ第3弾。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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初美マリン
77
姫の短歌には笑った2019/01/21
はま
29
シリーズ第三弾。わっしょい、わっしょい、駆け落ち、わっしょい。相変わらずモテ期絶頂の静湖姫が謎解きします。今回は義賊の一寸小僧。謎解きはさて置き、またしても静湖に恋する男ども増殖中。まさかのあの人まで!風野さん、何でもありっすね(笑)このまま十巻まで行けば約50人か~。続きが待ち遠しー!2012/09/25
ネムコ
28
何不自由ない身分なのに、働いた金でお酒が飲みたいっ!とあっちこっちにぶつかりながら謎解きに奔走する静湖姫。町人を見下すこともないし、どこまでも自分に正直に突っ走るその姿に惹かれる殿方は増えるばかり。護衛の岡田氏とくっつけばいいのにと思ったが、その線はなし、か。残念。でも、やっぱり探偵って、ある程度裕福な人しかできないよね…。2014/07/29
momi
28
あ〜楽しかった!まるで新喜劇をみているようです。クスッときてリラックスして読めます。三十一歳のお姫様…静湖姫!何故か縁に恵まれず未だ独り身だか…なんとその姫さんにモテキ到来!!シリーズ三弾目にして14人の男達におもわれるモテモテぶり。その中には…有名人の幽霊さんもいます!この姫さん、お酒も大好き甘いものも好き…そして「謎解き」大好きで「謎解き屋」まではじめてしまう…。今回は「怪盗一寸小僧」の謎解き!!飲み屋のオカマ繁蔵さん…大変なことになっちゃいましたね〜。益々、面白くなってきます!!ワクワク♪ 2013/01/24
ベルるるる
27
静湖姫、ついに、おかまの繁蔵まで恋の虜に!?2016/07/21