出版社内容情報
天才紀行作家の自選短編集、待望の文庫化。
旅を愛し、特異な眼差しで世界を凝視し続けた永遠の旅人ブルース・チャトウィン。偉大なる冒険家にして天才紀行作家が最後に残した自選短編集。
内容説明
旅を愛し、特異な眼差しで世界を凝視しつづけたチャトウィン。研ぎ澄まされた言葉で記される旅の記憶は、彼が見出した“奇跡的な何か”を感じさせてやまない。偶然が引き起こす様々な出逢い―人間であり、場所であり、時に歴史的な事件でもあった―が彼にとって旅のすべてであり、本書はまさに彼の旅そのものとも言える。類まれなる紀行作家だった夭逝の天才が、旅の果てにくずおれる前に遺した、最初で最後の自選作品集。
目次
1 友人たちと家族のために
2 不思議な出会い
3 友人たち
4 出会い
5 ロシア
6 中国
7 人々
8 旅
9 さらに二人の人々
10 コーダ
11 美術界
著者等紹介
チャトウィン,ブルース[チャトウィン,ブルース][Chatwin,Charles Bruce]
1940‐89。英国シェフィールド生まれ。モールバラ・カレッジ卒業後、サザビーズに就職。有能な美術鑑定士として8年間勤務するが、旅への情熱を抑えきれず退職。エジンバラ大学で考古学を学んだ後、3年間「サンデー・タイムズ」の記者を務める。1977年に最初の紀行小説『パタゴニア』を発表、英国ホーソンデン賞およびE.M.フォスター米国芸術アカデミー賞を受賞。80年に『ウィダの総督』を発表、世界的なベストセラーとなった『ソングライン』(87)は、紀行作家として彼の名を知らしめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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長谷川透
三柴ゆよし
紫羊
翠埜もぐら
つーさま