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出版社内容情報
セロを弾くのが上手でないゴーシュの前に、夜毎あらわれる動物たち?。赤羽末吉が、岩絵の具と不透明水彩の個性豊かな筆致で表現。 小学校中学年から一般むき
内容説明
おそらくは、賢治の最後の作と思われるこの童話は私たちに不思議な幸福感をもたらしてくれます。あまり上手でないセロ弾きのゴーシュが、夜毎あらわれる動物達との、交流を通して、やがてセロの名手となって喝采をあびる情景は、万人の胸に深い感動を呼び起こします。奇妙なやさしさを持つこの物語世界を、絵本画家・赤羽末吉が、岩絵の具と不透明水彩の個性豊かな筆致で表現します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
38
赤羽末吉さんのセロ弾きのゴーシュがあると知り図書館より。宮沢賢治のお話に合わせた動物たちの動きや表情に迫力がある。カバーの絵が赤羽末吉らしい感じがして好き。トマトには見えないけれど多分トマトなんだろうなぁ。2023/02/05
り こ む ん
18
下手なセロ弾きのゴーシュのところに現れる動物たちは、きっと、ゴーシュが一生懸命練習している姿をみて、「なんとかしてあげたい」って思ったんだろな。それぞれのやり方で、怒り、優しさ、愉快さを伝えたから、ゴーシュの音色は、人を感動させるぐらい豊かになったのだろう。最後、かっこうに詫びるゴーシュ。動物達の気持ちに気づいたんだろな…2013/09/14
刹那
16
こちらも読み比べてみようと借りてきました。セロ弾きのゴーシュは実は初読み。動物たちはゴーシュの見方だったんですね(๑′ᴗ‵๑)2016/09/03
Totsuka Yoshihide
14
人は他者との関わり合いで学びお互いを補い合うものなんだと考えさせられた。赤羽末吉さんの絵が好きで購入。2022/04/16
pocco@灯れ松明の火
14
赤羽さん絵のゴーシュ:下手なセロ弾きさんは今日も叱られ、トボトボと家に戻ると森からお客さんが・・・>宮沢賢治と音楽、自己愛と研鑽、夜と動物。宮沢賢治が謂わんとする事は全て(生きる)。赤羽さんの絵が出張らず感じる絵、素敵。セロ弾き⇒濃緑から濃紺と赤茶が似合う。2012/06/25