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出版社内容情報
客への注文が多い奇妙なレストランは?。重厚な木版画で描かれた賢治童話の愛蔵版。 小学校中学年から一般むき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
59
わー☆ むちゃむちゃ良い本でした。島田陸子さんの絵が、木版画の良さも出しつつ、それ以上にグラフィックデザインとして素晴らしくって。お話に過不足なく 話の懐を膨らませてるの。地味な表紙をめくった時の驚きと喜び。■この絵本は、構想より10年、彫り直しを繰り返した後の出版だそうです。文字色にも工夫が凝らされていて。絵と装幀によって こんなにも物語の味わいが変わるんだもの。絵本ってすごい☆ ■この本 とっても良かったから、みんなに読んで欲しいです ( ' ᵕ ' ) (文 1924年。1984年 偕成社)(→続2018/02/04
ソルティ
39
この絵本にしては長い文章なのに子供たちはよく読んだよ。読んであげる方は結構大変よ。内容はもうよーく知ってるので、絵の方ですけど、版画です。ちょっと怖い感じがして、私は子供は怖いんじゃないかなぁとか思いましたが、意外と平気です。版画にするとなんか日本にある西洋料理店と雰囲気がマッチします。昭和レトロ的な。
ミセスハート
36
図書館でぺらぺらと。何気なく手にとって、あ、こういう話だったのかーと思った。子どもの時はただただ怖かったイメージでしか残っておらず、新たな発見がありました。2015/06/27
る*る*る
33
4-1,4-2読み聞かせ。国語の授業で『雪わたり』勉強後の紹介。多くの出版社から出ている宮沢本。図書室にはこちらの絵本。やや怖い雰囲気の絵だけど、私は気に入っている。ホントは嫌、二回に分けて読むのは。でも、長いので分けての読み聞かせ。その時は、二回目初めに数問クイズ式にして思い出させます。この本は皆、食いつき度大でした!二回目は聞きたくて聞きたくて、やりかけの作文を早く仕上げて図書室に来てくれました〜担任からこんな話を聞くと嬉しい!2014/11/23
なると
31
娘がなんかこわい、なんかこわいを連呼。この世界観が伝わった様だ。狩猟のために都会から来た紳士二人の傲慢な会話。森の報復。勧善懲悪もの。死んだはずの犬が(死んでも何円損したとかいう薄情な飼い主なのに)助けに来たところに、情けを感じた。助かったけど顔は戻らない、というところから表面上助かったと思っても、愚かな行為は忘れるな、罪とは一生ついて回るものだということを表しているような気がする。小学生の娘に文学の絵本を読んでいるが、いつも最後に意味解んないとつぶやいていた。これは分かりやすいと言っていた。2016/07/04