出版社内容情報
二人の兄妹が拾ってきた子犬のいたずらで家の中はめちゃくちゃ。漫画風の絵と言葉のやりとりが楽しい、センダックの傑作絵本。 5才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
23
モーリス・センダックさんを偲んで。コミックのようなコマ割りで進むストーリー、これは読み聞かせはできないです。子犬が飼いたい男の子と女の子に与えられたやんちゃな子犬。マントをかぶった指南役から、子犬の飼い方を習います。子犬に関しての知識が皆無の二人が、自分本位と子犬の習性への理解との間を行ったり来たりする気持ちの動きが、表情によく表れています。1976年作1980年日本初版刊行2012/06/12
りらこ
15
犬が飼いたいわ!の子どもたちのところに来たよ、子犬。粗相をする子犬と、子ども達のひどい対応。まずは子どもたちの意識改革。漫画形式で進んでいくところの吹き出しの日本語が、今ならその言葉は多分使わないね!が意外に多くて、子どもたちに薦めるかどうか一瞬止まる。でもね、良い言葉、品行方正なもの、そして正しい内容ばかりが良いとも限らない。最後まで子どもたちの自由さが溢れる一冊。2020/03/02
とん
6
図書館本。今の感覚では「うわ...」って感じの言動がつぎつぎに繰り出されるので次女2歳に「読んでー」と言われて読み進めるうちに怯んでしまった(長女5歳「クルクルパーって何?」)と言って隠したり遠ざけたりするのも変だしね。/謎のキャラは犬の精なのかな...2020/07/19
猪子
6
漫画仕立てになっている絵本。犬を欲しがっている二人の元にやってきた子犬はとんでもない暴れん坊。というかこの飼い主にして、この子ありという感じ。ワンちゃんと一緒に二人も成長できたらいいね。2018/03/27
遠い日
6
漫画のようなコマ割りで進むストーリー。子どもが子犬を飼い始めるときに陥りやすいあれこれを、ほぼ網羅。やってはいけないこと、やるべきことをきちんと説く。センダックさんと共著のマーゴーリスさんは犬の訓練法のプロだから、ポイントは逐一抑える。でも、読むうち、犬のしつけとともに子どものしつけも必要だなぁと感じた。2013/07/23