きみ江さん―ハンセン病を生きて

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きみ江さん―ハンセン病を生きて

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784036450701
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8023

出版社内容情報

元ハンセン病患者の山内きみ江さんの生い立ちから現在までを、報道カメラマンである著者がその姿を追って描くノンフィクション。

内容説明

本書の主人公である山内きみ江さんは、一九三四年生まれ。顔に神経麻痺がありますが、そのためかえってしわが目立ちません。体も小さいから“かわいいおばあちゃん”に見えますが、じつは“やる気十分の勝ち気なばあさん”です。かつてハンセン病患者が受けた「差別」と「偏見」、そして「いじめ」。元患者である「きみ江」さんは、かけがえのない時間を生きる…。小学校高学年から。

目次

第1章 生い立ち
第2章 国立療養所多磨全生園
第3章 高度経済成長
第4章 今が青春

著者等紹介

片野田斉[カタノダヒトシ]
1960年生まれ、東京都東村山市出身。明治学院大学卒。NHK映像取材部助手を経て報道写真家・山本皓一氏に指事。主に週刊誌でスポーツ、政治、芸能、ニュース現場を経験。ニューヨークに拠点を置く世界的写真通信社「Polaris Images」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

92
夏休みのとも(中3)課題図書。ハンセン病で長い間差別と偏見の中で生きてきた山内きみ江さんの(きみ江さんの家族も含め)一生を綴った1冊。ノンフイクションなのでどうしても説明が多くなる。が、あれもこれも大変だった、辛かった、嫌だった というお涙頂戴とは無縁のきみ江さんの力強さが際立った伝記物となっている。右手の指はなく、左手の指は内側に曲がったまま、足にも重い障害が残る中での結婚生活、養子縁組、初孫誕生など気丈夫なきみ江さんの奮闘がうかがえる。生徒たちには是非この本とともに『あん』を読んでほしい。2017/05/24

Natsuki

75
元ハンセン病患者であるきみ江さんが語る生い立ちを通して、患者・家族・国・社会がどのようにこの病に向き合ってきたかを知ることのできる一冊。「(東日本大震災後)福島の人たちに起きていることは、わたしたちが体験してきたこととおなじ・・・・・・」「差別と偏見は、ハンセン病にかぎらず、形を変えてくりかえされる。」ときみ江さんは言う。「「知る」ということが差別や偏見を取りのぞいてくれる第一歩。」本当にその通りだと思う。詳細は敢えて書きませんが、読むこと(知ること)ができて良かったと思える一冊でした。2015/09/27

Y2K☮

42
知らなくて御免なさい。そうとしか云い様が無い。そして無知と誤解ゆえの偏見を国が助長していたという事実。偉い人のやる事が常に正しいわけじゃない。間違いを認めて現状を改めようとしない傲慢と怠惰が時代錯誤の隔離政策できみ江さん達を長年不当に苦しめた。それでも前を向いて生活し、結婚し、規則で子孫を残せないなら養子をもらう。手足の麻痺で上手くできなければ自分なりのやり方を工夫する。本当に毎日が戦いだったのだなと思うと言葉が・・・。福島を訪ねた際のエピソードも胸に刺さった。何もできないけど、せめて知る事と伝える事を。2015/09/30

梅ちゃん

23
この本に出会って本当によかった。図書館へ予約本を借りに行って『新しく入った本』の棚でたまたま目について借りました。ハンセン病と言う言葉だけは知っていたけど、実態を全く知らなかった。知らないとは恥ずかしいことだと真剣に思った。読んでいて、きみ江さんの生き様に涙が出た。自分の情けなさに涙が出た。読後、表紙のきみ江さんが力強く右を上げている写真を見て凄い人なんやと再確認させられた。 2015/08/15

モルツー

7
読み応えがあった。2015年2月発行で、著者は東村山市出身。癩病・ハンセン病の隔離政策の実態を知ることができる良書。ガチガチに隔離されていた時代もあるけど、きみ江さんの時代はもうだいぶ緩くなっていたことを知ることができて、あれこれ納得。時代やその人によって状況は違っていたのだよねと。「らい予防法が廃止されたのはほんの20年程前で、それまでは患者が出るのことも一般人が入ることもできなかった」という話をどこかで聞いた気がして違和感があったので、スッキリ。子供の頃に全生園を通り抜けしてた話はよく聞くのです。2015/05/24

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