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出版社内容情報
子どもだけでなく多くの大人もつぶやく言葉、「ああ、もうダメだ!」。
6人の作家が、このフレーズをキーワードにつむいだ短編集。
内容説明
「あと一分でーす」もう間に合わない。ああ、もうダメだ。その一言から生まれる物語。小学校中学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
71
児童書。YA。「もうダメだ」と絶望のセリフをテーマにした短編が6つ[「ああ、もうダメだ」になるのはどの地点? 椰月美智子]遅刻してテスト失敗してお腹鳴って最悪[おっぱいにありがとう 上條さなえ]生まれたばかりの子ヤギが死にそう[ゆうちゅうばあになるためのたったひとつの確かなやりかた 東野司]上手くいかないので友達にききにいく[北見くんはダメジョウブ 古内一絵]キャンプ飯[ハシビロコウと宙 太田忠司]いいところを見せたい[青いネコ]宇宙人からのメッセージ▽国語のテストに出そうな文章。いい意味での児童文学。2022/07/29
tan
23
児童書。全部に「ああ、もうダメだ」というフレーズが出てくるわけではないけどそういう場面に遭遇した物語のアンソロジー。椰月さんと吉野さん以外ははじめましての作家さんで6編もあると記憶に残るものとサラッと過ぎるものがありますが、やっぱりこの二人は読み慣れているせいか上手くて印象に残りました。東野司さんは「ゆうちゅうばぁ」や「あいふぉん」などなぜカタカナ表記されないのかと疑問。読みづらかったです。2022/08/25
スノーマン
16
おませな女子小学生から、まだ純な男子まで取り揃えてたので、一つ一つ面白かった。教科書の物語って、私たちの時代から変わらないど定番が多いけど、こちらは時代を反映してる内容だと思うから、リアルな子供には入りやすいのかな?2022/12/07
ぷりすてら
3
さっくり読めました。小さい子が読んでも大丈夫。小さく柔軟な心の人はくすくす笑いながら読めるかも。大人の心になっている人は、ふ~んって感じの短いお話でした。2022/04/11
芦屋和音
2
「ああ、もうダメだ! 」と言っちゃうような全6話の短編集。『北見くんはダメジョウブ』(古内一絵)は、さすが読ませるお話。主人公の「大人は何にも分かってないくせに」という心の叫びに胸が締め付けられ、ほろり。本書を読んで思ったことは、私、日常生活で「ああ、もうダメだ!」ってかなり言ってる……😅2022/05/02