出版社内容情報
かわいがっていたねこの死を悲しむ男の子にお父さんは言った・・・。小さい読者に、死の既念を思いやりあふれる言葉で伝える絵本。 小学校低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
国語科で『ずーっと ずっと だいすきだよ』を学習中の長女に読み聞かせ。大切なねこのバーニーを亡くしたぼく。哀しみにくれゆくぼくを、両親は寄り添いながら、喪失感と死の受け入れを暖かにゆっくりと見守り続けます。とうさんとぼくが、バーニーの眠る庭に花の種を蒔く描写があり、その種の成長がぼくの静かな心の動きと重なるようでとてもよかった。2人の会話もいい。天国にいくのかもしれないし、生まれ変わるのかもしれない、何かの役に立つのかもしれない…それが少しでも心の拠り所、慰めになるのであれば死生観は人それぞれ違っていい。2021/02/19
たまきら
31
毎日を過ごしていた猫が逝き、悲しむ子どもの姿は、他人事ではありませんでした。今回娘は20回以上の別れを体験しましたが、それはどれも里親さんの元へ旅立つ別れ。この悲しい別れは必然ですが、この本は受け止める土台作りに役立ったでしょうか。一緒に読んだ後黙って読み返していました。2019/12/13
mntmt
15
死について。2019/06/14
おはなし会 芽ぶっく
11
教育出版国語 3年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 可愛がっていた猫のバーニーが亡くなり、悲しむ男の子。お父さんの言った言葉と行動…。そうかな? 我が子たちも可愛がっていた猫が亡くなって、初めて死に向き合って、猫には「子ども達の人生の先生になってくれてありがとう」と伝えたけれど、絵本のお父さんの行動は子どもには辛すぎると思います。2015/06/19
ヒラP@ehon.gohon
7
ペットが死んだ悲しみを乗り越えるには、心から弔ってあげることに始まると思います。 良かったところを数えてあげることは素晴らしいことですが、花を咲かせる手伝いをしているというのは、ちょっと違うんじゃないかなと思いました。 生きていた時のバーニーが、死んでなお役に立つって、子どもには切なすぎるのではないでしょうか。 その点、お父さんの言葉に違和感を覚えた自分です。 命を受け止めてあげないと、この子は死の意味を勘違いしてしまうような気がしました。2016/11/24
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