出版社内容情報
ロベルトの作った紙ネズミは、すばらしい力を発揮します。夢への想いと、作者の芸術家としての信念が結晶した絵本です。 4才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
21
とても絵が印象的な絵本です。 ロベルトの作った紙ネズミが巨大な影になって、アーチーのネコを助けるところも光源は何だろうと思いながら不思議さに見入ってしまいました。 夢の世界は様々な色のマーブル模様。 キーツはこのマーブル模様の色彩にどんな思いを込めたのでしょうか。2011/07/27
みーなんきー
20
絵はリアルな少し油絵調。空が赤く渦巻いてるので火事かと思ったらそうではないらしい。ストーリーの単純さと、絵の深刻さのギャップが子どもにはかえって受けるかも。一所懸命時間をかけて描いた感じの絵はかなり好み。2017/01/19
おはなし会 芽ぶっく
12
ニューヨークっぽい安アパートの窓は、夜が深まるにつれ、それぞれが違った色になっていく。いつまでも眠れないロベルト。逆にいち早く夕焼け色の夢を見るガールフレンドのエイミー。なかなか寝つけなかったロベルトは、朝エイミーが起きて身支度している頃、バラ色の夢をみている。多感な少年時代、ロベルトが紙でつくったねずみも夢に関係している。2020/02/07
遠い日
7
キーツの絵本の中でも好きなお話。眠れない夜の自分だけの秘密。闇と光の魔法が見せた不思議。窓々の夢を何とも鮮やかに表現したシーンも好き。2017/12/13
ツキノ
5
(E-540-165)マーブル調の背景が印象的。ロベルトが作った紙のねずみ。エイミーは「それ、なにかできるの?」できました!アーチーのねこをいぬから救う。夜が見せた幻想で。ねずみの作り方がカバー裏にあり。2018/12/20