出版社内容情報
のりもの絵本で人気のコンビの、恐竜絵本。恐竜がいた時代にタイムスリップ! リアルな世界が広がります。肉食恐竜のティラノサウルスは、朝からはらぺこ。えものを探して歩きます。ドロマエオサウルス、パラサウロロフス、パキケファロサウルス……とさまざまな恐竜に出会いますが、逃げられたり、ちょっと遠くにいたりと、なかなかいただくことができません。だんだん、はらぺこのぺこぺこになったとき、やっとえものを捕まえた! と思ったら、横取りするやつが現れて戦いに! ティラノサウルスは、おなかいっぱいになることができるのでしょうか。白亜紀後期の北米大陸を舞台に、恐竜の世界をリアルなイラストで描いているにもかかわらず、どこか愛おしく感じてしまいます。同時刊行の『トリケラトプスのなんでもないいちにち』とあわせて読むと、同じ世界に生きている2種類の恐竜を、それぞれの目線で楽しむことができます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
85
ティラノ君、今日もお腹一杯食べられているかな。今の動物達から人間にも通じる恐竜ティラノサウルスが、どう食べ物を得て一日を過ごして食べて生活しているかを優しい絵で紹介する絵本。こうやって恐竜達は生きていたという学びが出来て良いと思う。2023/02/04
mug
61
同シリーズ“トリケラトプス”からの“ティラノサウルス”。こっちは肉食だし、癒される話ではないだろうと思いながら読み始める。が、結局癒されてしまった😌獲物を捕らえようとしている姿を見ると「頑張って~💦」と応援したくなる。2021/02/03
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
54
竹下文子さん作、鈴木まもるさん絵。凶暴のイメージのティラノサウルスだが、体が大きいため獲物を捕るのも難しく、小さい獲物ではお腹いっぱいにならずにいつも腹ペコ。恐竜界では最強の存在かと思ったら、人間らしいような少し間抜けな雰囲気がとっても良かったです。弱肉強食というより、生きるために食べる。2020/11/28
たーちゃん
34
ティラノサウルスだって食べないと生きていけないですもんね。ティラノサウルスは足が早くなかったようなので、狩りをするのも大変だったのかもしれません。息子は大好きなティラノサウルスの絵本で喜んでいました。2021/02/11
aiaimo`olelo
31
恐竜が好きで、図鑑のDVDや映画『ジュラシックワールド』を時々見ている息子。映画なんかだと、前触れもなくいきなり現れては視聴者を驚かせたり、来るぞ…来るぞ…うわ~やっぱり出た!! という登場をするイメージがしみついているティラノサウルス。朝から夜までどのように過ごしているのかをじっくり追った絵本は珍しい。狩りが大変なことはライオンのドキュメンタリーで知っていたが、ティラノサウルスももれなくそのようであったことは少し意外だった。 5歳8か月2020/11/17