出版社内容情報
おなかがへったきつねは、お風呂屋さんになりすまして、うさぎやとりたちをいっぺんに煮あげて食べてしまおうと思いつきました。 4才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
43
「キツネの絵本読みたい」に応えて。腹をすかせたキツネが一計を案じ、お風呂屋を開くお話。風呂にきたウサギや鳥たちを捕まえて喰う魂胆。ところが、やってきたのは鹿、イノシシ、サルたち。キツネはお客の背中を流したり、長風呂につき合う羽目に。鳥たちも飛んではきたが「カラスの行水」よろしく、すぐ風呂から出るので捕まえられず。クマがお湯をあふれさせ、キツネが水を汲んでいる隙に、ウサギたちが風呂に入ってしまう。踏んだり蹴ったりだったキツネだが、最後に自分で風呂に入ると...一日の疲れも忘れてしまうのだった。風呂は偉大。2017/05/05
りーぶる
29
娘には少し大人な絵本。「おもわく」ってなあに?と問われて詰まる。3歳児に理解できる言葉で、様々な事を説明する苦行。きつねさん、そこまでするなら、さっさと探しに行く方が早いと思いますが・・・そこで銭湯ひらく、という発想は面白いけれども(笑)(3歳1か月)2019/08/21
anne@灯れ松明の火
25
ブロ友さんご紹介で、予約。木の実ばかりで飽きてきた きつねは、風呂桶をつくって、お風呂屋さんに。集まってきたウサギや鳥を煮て食べようと思いついたからだが……。ちっとも思い通りに行かず、くたくたになる きつね。どの顔も、しょんぼり、疲れていて、かわいそうだが、読者としては愉快。まあ、ラストも、願いは叶わないが気持ちよさそうだから、よしとする? でも、また次の日も、同じことが起こりそう(笑)2021/11/07
くぅ
25
なんともシュール。息子は終始ションボリ顔のキツネの表情が面白いって言ってました。地味に面白かった。喰う喰われるの関係がわかってから読むともっと楽しいんだろうけどね。(3歳9ヶ月)2021/02/22
たまきら
25
図書館放出本。やさしい絵と、おかしな展開。オトンに読んでもらいながら笑っていました。2016/06/26