出版社内容情報
悲しみという名の魚を釣りに都会の空へ船をこぎだす不思議な少女の話など、詩的な文章に香りある画をそえて。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
23
美しい本です。短編集です。宝物箱に小さな宝石が綺麗に並んでいる感じ。一編一編がキラキラしてた。もう一度読みたい。2016/02/26
花林糖
11
哀しさを含んだ少し不思議な短篇14話。お気に入りは「オルゴール」「風」「ほたる」「電車にのって」。2015/09/24
七月せら
10
竹下文子さんの優しいファンタジー。12のオルゴールの中で特に印象に残ったのは、時期的なものもあるのか「雨上がり」と「船」。それぞれの季節に読んだら、風の色、空気の匂いをより鮮やかに想像することができそう。私達がみんな洪水に呑まれた息苦しい金魚だとしたら、豊かな想像を与えてくれる物語は、忘れてしまった懐かしい地上の空気のように私達を包み込んでくれる存在。2016/06/12
ポウ
4
ファンタージーである本作品は絵本を読んでるようなスローな時間を感じる作品。久しぶりに風町に行きたくなった一冊です。。。2021/09/01
ふたご星
4
図書館にて再読と知りつつセレクト。 星とトランペットなどの初期の作風が大好きです。2020/08/18
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- 自殺って言えなかった。