訣別―大前研一の新・国家戦略論

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023309821
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0095

内容説明

バカな政府を持つと高くつく。過去の延長線でしか考えない官僚と、政局しか頭にない政治家に任せておけば、日本は間違いなく衰退する。しかし、バカな政府をつくったのは国民であり、結局のところ自分たちで変えていくしかない。過去に成功した「ニッポン・モデル」はすっかり陳腐化し、硬直化した。いまこそゼロベースの大改革を断行し、新しい日本をつくるときだ。ベストセラー『平成維新』以来の本格的な国家戦略論。

目次

第1章 迷走する日本
第2章 混迷の原因はどこにあるか―官僚、政治家、国民それぞれの罪
第3章 このままいけば日本は衰退する―国家債務危機の真相
第4章 三つの訣別―陳腐化し、硬直化した「ニッポン」から抜け出すために
第5章 まず、小さな勝利を積み重ねる
第6章 そして、ゼロベースの大改革を断行せよ―日本の二〇二五年ビジョン

著者等紹介

大前研一[オオマエケンイチ]
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍するとともに、「ボーダレス経済学」と「地域国家論」の提唱者としてグローバルな視点と大胆な発想で活発な提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

16
朝日系の出版物に連載されたコラムを集めたものであろうか?大前氏の本を読んでいれば、大体カバーしているかと思う。2020/02/22

Kentaro

12
教育を徹底的に改め、国際的に通用する答えのないファシリテーターによる教育カリキュラムの確立と高校教育の無償化と一般教養の高校での実施。そして、小さな政府による無駄の一掃として人工減のなか、国会議員、地方議員、公務員の大幅削減、個人資産に占める休眠資産の国庫編入による負債の圧縮など、出来ることが山積です。2016/12/24

Kei

11
主張は変わっていないし、内容にそれほど真新しさはないが、国に対する危機感は強くなっており、どちらかというと厭世的な面も若干感じられる。日本が復活する日はこのまま行っても来ないだろうと思う。国民として何とかしないとなと考えさせられる。2016/04/16

まめタンク

6
2012年99冊目。東日本大震災、国家の借金が1000兆円を超える大問題。政治はその危機感が無かったかのように、政局に明け暮れている。マスコミも誰と誰が組むのか?その事ばかりを注視しているように思える。しかし世界的にみれば、中国の台頭、新興国の爆発的な成長。日本の教育で生み出されるのは高度経済成長期に対応した従順な労働者だ。「平成維新」以来、20数年ぶりの本格的な国家ビジョンを語った本書は貴重だ。付け焼刃的な消費増税。貰えるかどうか分からない年金制度。国民が無関心でいる間に国家は破綻へ着実に進んでいる。2012/12/09

村越操

3
閉塞感いっぱいの日本を蘇らせるための提言。大前氏の主張を実現するためには、彼が政治の実務にコミットしないと変わらないと思う。権限を与えドラスティックに政治を変えて欲しい。2012/08/15

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