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内容説明
ネットをただの情報の竜巻として見るか、それとも現実の延長線上にある異なる「世界」と見るか、それによって未来は全然違う。ネット世界の驚愕の未来予想図。日本で最も読まれているモンスター・ニュース・サイトが視たインターネットの大激変。
目次
「Knowledge Is Our Power」知識は我らの力なり
専門バカvsオタクの構図「専門バカになるな、オタクになれ」
「理性・知性・感性」のバランス
インターネットは「悪魔の道具」か「天使の羽根」か
YouTubeのみが真の「破壊的ビジネスモデル」
「個人の力の最大化」=「インターネット」
「フリー」のその先、無料戦略の次
ファンがパトロンになる「パトロンモデル」成立への道
しかるべき場所にしかるべき人を、職業選択の最適化
入試の時にパソコン持ち込み可・インターネット可であれば大学の教授はどういう問題を作るのか?〔ほか〕
著者等紹介
山崎恵人[ヤマザキケイト]
関西学院大学経済学部卒業。株式会社OSA代表取締役。2000年から個人でニュースサイト「GIGAZINE」を運営し、2006年にGIGAZINE編集部を法人運営化。GIGAZINE運営開始10周年記念という節目に当たって講演などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ここしの
6
インターネットとそれを取り巻く世界の中で、これまで漠然と感じていた不安を、形を持った恐怖に、そして未来に向かって何とかしていかなければという焦燥・希望に変えてくれたのではないかと思う。これを「未来の読めない若者の暴言」と捉えるか、「面白い、もっと言ってやんな!」と思えるかが割と新旧の分かれ目だろうか。これを読んで何を感じるかは人によって様々だろうが、自分にとっては小気味よくも考えさせられる面白い本だった。2010/12/07
digibot
3
Kindle Unlimitedにて。ちょっと古い本だったと読み始めて気づく。著者は巨大ニュースサイトGIGAZINEの編集長。ネットがもたらす社会構造の変革に警鐘を鳴らしつつ、期待も持ち独自の意見を展開する。2017/05/14
nob
3
高校のOBの著書。GIGAZINEはよく読むが、その編集長がどのような考えを持つ人物なのか知れてよかった。6年も前の本で、一朝一夕で変わるインターネットの情報は古いのではないかと思ったが、案外変わっていなかった。著作権や表現規制の諸問題などは全く解決されてない。紙の本がなくなるという意見やその関係の理論以外は概ね納得できる。ネットに関して詳しく解説されていて面白かった。作者は20周年の時にでもまた本を出してほしい。2017/04/27
kuirou
3
「無料であるものに対価を払う」というパトロンモデルのくだりは、まさに暴言だが、ネット上では有料コンテンツで儲けるというモデルが成立しにくいと思えるため、いい具合のハッタリであり今後のネット社会を考える一つの軸だと思う。著作権問題や旧世代と新世代の激突などは、適度な煽りでそんなもんかなという感じだが、学校で「読み書きソロバン」と「文明社会でのサバイバル」を教えるべきとの主張にはまったく賛成。なんにしろ、只今現在のネット世界での問題を未来志向でザーッと追うことができるという意味では良書かと。2011/02/09
kubottar
3
GIGAZINE編集長の本ということ、それと表紙のデザインが気に入ったので購入。『フリー』にお金を払う時代が到来するという予測を暴言というには謙虚すぎる。著作権を破壊していくインターネットコンテンツは、既得権益に対する黒船になっていると思います。私も氏の言うところの個人の力の最大化を目指すべく頑張りたいと思います。2011/01/05