内容説明
絶大な影響力を持つ米中央銀行FRBの議長ベン・バーナンキ。就任から二年半後の二〇〇八年九月、経済学者としての研究テーマである「大恐慌」に酷似する危機が発生した。そのとき、FRBの内部で何があったのか。ピュリツァー賞を二度受賞したウォールストリート・ジャーナルの敏腕ジャーナリストが内幕を暴く。
目次
アジアが開く前に―必要なことは何でもやる
リーマン倒産劇の舞台裏
FRB秘史―周期的な金融混乱
グリーンスパンの「錯覚の時代」
バーナンキって何者だ?
グレートパニック発生
バーナンキのブレーンたち―コーン、ウォーシュ、ガイトナー
四銃士集結
FRBの対策はなぜ後手に回ったか
ベアー・スターンズ救済―「異常かつ緊急な状況」
ファニーとフレディーの緊急重態
リーマン崩壊、AIG救済
「アメリカ的特徴を持つ社会主義」
ゼロ金利政策
バーナンキはフリードマンとの約束を守ったか
著者等紹介
ウェッセル,デイビッド[ウェッセル,デイビッド][Wessel,David]
ウォールストリート・ジャーナルの経済担当エディターで、世界各地の生活水準を決定する力について考察する週に1度のコラム「キャピタル」を執筆している。コネティカット州ニューヘブンに生まれ、1975年にハバーフォード大学を卒業。ミドルタウン・プレス(コネティカット州)、ハートフォード・クーラン(同)、ボストン・グローブで働いた後、1983年にウォールストリート・ジャーナルに入社。1980~81年、コロンビア大学経済ジャーナリズム・コースのバジョット講座フェローとして研究生活を送る
藤井清美[フジイキヨミ]
京都大学文学部卒業。1988年より翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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