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バーナンキは正しかったか?―FRBの真相

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023308046
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0033

内容説明

絶大な影響力を持つ米中央銀行FRBの議長ベン・バーナンキ。就任から二年半後の二〇〇八年九月、経済学者としての研究テーマである「大恐慌」に酷似する危機が発生した。そのとき、FRBの内部で何があったのか。ピュリツァー賞を二度受賞したウォールストリート・ジャーナルの敏腕ジャーナリストが内幕を暴く。

目次

アジアが開く前に―必要なことは何でもやる
リーマン倒産劇の舞台裏
FRB秘史―周期的な金融混乱
グリーンスパンの「錯覚の時代」
バーナンキって何者だ?
グレートパニック発生
バーナンキのブレーンたち―コーン、ウォーシュ、ガイトナー
四銃士集結
FRBの対策はなぜ後手に回ったか
ベアー・スターンズ救済―「異常かつ緊急な状況」
ファニーとフレディーの緊急重態
リーマン崩壊、AIG救済
「アメリカ的特徴を持つ社会主義」
ゼロ金利政策
バーナンキはフリードマンとの約束を守ったか

著者等紹介

ウェッセル,デイビッド[ウェッセル,デイビッド][Wessel,David]
ウォールストリート・ジャーナルの経済担当エディターで、世界各地の生活水準を決定する力について考察する週に1度のコラム「キャピタル」を執筆している。コネティカット州ニューヘブンに生まれ、1975年にハバーフォード大学を卒業。ミドルタウン・プレス(コネティカット州)、ハートフォード・クーラン(同)、ボストン・グローブで働いた後、1983年にウォールストリート・ジャーナルに入社。1980~81年、コロンビア大学経済ジャーナリズム・コースのバジョット講座フェローとして研究生活を送る

藤井清美[フジイキヨミ]
京都大学文学部卒業。1988年より翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2023/12/13

jj

2
前FRB議長バーナンキ。リーマンショックを中心とした対応の詳細が克明に記載された内容。FRB内部にも様々な派閥があり、意見調整に大変な労力を要したことがよく理解できた。緊急融資による企業救済すれば国民の税金を民間企業救済に使用したのかと批判され、救済しなかったら何故救済しなかったのかと追及される。また何もしなければ無能扱いされる立場がよく理解できた。ベアスターンズ救済、住宅公庫、リーマン崩壊、AIG救済、ゼロ金利政策‥等、歴史的なグレートパニックを理解するのにとても参考になりました。2016/08/07

メルセ・ひすい

2
13-94 赤40 現在の経済の動くスピートにこの種の書籍・・・言語でもギリギリ 訳書では内容の古さが際立つ、また住宅販売・ローン依存の反省がない! またヤルと強欲とモラルが・・欠落経済。絶大な影響力を持つ米中央銀行FRBの議長ベン・バーナンキ。就任から2年半後の2008年9月、金融危機に直面。その時、FRBの内部で何があったのか。敏腕ジャーナリストがその内幕を暴く。 解説:若田部昌澄2010/05/31

ゴーヤ

1
バーナンキの「必要なことは何でもやる」はクルーグマンの「やれるべきことはすべてやる」に通ずる。さて日本はというと・・・日銀はバーナンキの姿勢を見習うべきではないのか。2011/05/04

メロン泥棒

1
FRBを中心としたグレートパニック(いわゆるリーマンショック)の全貌。バーナンキを中心としたFRBを取り巻く人々が何を考え、どう行動したのか。未曾有の危機を前にした戦いの記録。アポロ13やキューバ危機のノンフィクションを読んでいるような緊迫感がある。この危機を境に経済に対する考え方は大きく変わり、かつて市場原理が席巻していたアメリカでバーナンキは「自力では修正できないんだ」と厳然として言った。現在、グレートリセッションと言われる時間がどれだけ続くのか、バーナンキの成績表を付けるのはまだ先の話となるだろう。2011/01/06

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