ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい

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ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023303737
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

目次

第1章 ジェンダーって何のこと?―おおまかな見取り図を描く
第2章 「ジェンダー」は何を訴えてきたか―先駆者たちがめざしたもの
第3章 「男」「女」って何だろう?―性別の起源
第4章 「男とは~」「女とは~」なんて雑すぎる―性差・ステレオタイプ・差別
第5章 「女なら女らしくしなさい」は論理ではない―性役割と「らしさ」の罠
第6章 セクシュアリティはジェンダーではない―「性」に潜む二つの意味
第7章 ジェンダーの平等に対するバックラッシュ―自由と平等を問い続ける

著者等紹介

加藤秀一[カトウシュウイチ]
明治学院大学社会学部教授。1963年、東京生まれ、東京大学大学院社会学研究科Aコース満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

18
既に12年前の本なのに事例や議論にいささかも古さを感じないと言うのは叙述の確かさの故なのでしょう。受験や相撲、多数決話なんてこの一年内の話だもの。/ジェンダーとセクシャリティの話、規範に関わる考察が印象的でした。2018/09/22

有機物ちゃん

10
はじめてこの分野の本を手に取る。まだまだこの分野が若く、発展途上だからか、ジェンダーの定義がふんわりしていた。とはいっても、歴史や背景を知り、考えるキッカケになる本だと思う。『何が差別か決まってないからこそ、私達は絶えず見直し、作り直すことを通じて社会的不平等を少しでも減らすために努力するべきである』(本書引用)ただ、本書の帯がとても不快。著者とは別の方が書いているがジェンダーの本であの文章書くなんて正気だろうか?差別は終わらないし、こうやって作り出されるのだなと本当に嫌な気持ちになった。2022/06/19

Olive

9
ジェンダーと言ったとき,性別そのもの,自分の性別に対する主観的性別,社会的に作られた男女差,男女別の役割といった見方があるが,その一つ一つの明確な定義づけは難しい.例えば性差にとっても着床してから胎児に至る段階でも変化する.そうして分けられた性差と性役割は全く別問題である.ジェンダーから男女をみると,自分の基準の曖昧さ,そして社会のステレオタイプや偏見・差別に対して敏感になる.きちんと学びたい人には,おすすめしたい本である.2023/10/26

サトゥルヌスを喰らう吾輩

9
講義調で読みやすかったです。複雑なことは複雑なまま提示するというタイプの入門書。差別とステレオタイプと性差と性役割とジェンダーとバックラッシュと正確に言葉を使うことの大切さなどなど。なにげなく使われている「生物学的な性別(からだの性別)」という概念じたい、そんなに絶対的なものではないという話はどこかで読んだことがありました。読メの性別欄も記述式になるといいなと思うなどしました。2019/04/01

はぎはぎ

5
お勧め。ジェンダーについて大まかな見取り図を提示する本であるが、議論を単純化してわかった気にさせるような手法はとらない。丁寧に概念の定義を確認しながら、現実の問題にどのように当てはめられるのかを考えさせようとする姿勢がよい。また、批判するときには具体的に名前と批判の対象とする情報を挙げて、どういった点で批判に値するのかを示している。こういった真摯な姿勢も見習いたい。出発点として何度も読み返したい一冊である。2020/11/25

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