出版社内容情報
新型インフルエンザ、SARS、MERS、今回のコロナウイルス……近年加速度的に出現する感染症は、人類に何を問うているのか。そして、過去の感染症は社会にどのような変化をもたらしたのか。人類と感染症の関係を文明論的見地から考える。
内容説明
ウイルスが広がるか、それとも収束するか。流行を決めているのは、私たち自身だ。近年、加速度的に登場する新たな感染症は、グローバル化による人口の増加や生態系への無秩序な進出、地球温暖化による熱帯雨林の破壊と無関係ではない。「ペスト」「スペイン風邪」「麻疹」など、これまで人類は、感染症とどう向き合ってきたか。パンデミックを経験することで世界はどう変わったか―。疫病の歴史的実像から、ポストコロナ時代を希望につなぐヒントを探る。
目次
第1部 ポストコロナの見取り図(共存か、あるいは戦いか;新たなウイルスの出現と生態系の破壊)
第2部 感染症の歴史(世界史のなかの感染症;日本史のなかの感染症)
第3部 記憶の切り絵(アフリカへ、そしてハイチへ)
第4部 コロナ時代の羅針儀(選択可能な未来へ)
著者等紹介
山本太郎[ヤマモトタロウ]
1964年生まれ。90年長崎大学医学部卒業。医師、博士(医学、国際保健学)。京都大学大学院医学研究科助教授、外務省国際協力局勤務などを経て、長崎大学熱帯医学研究所教授。専門は国際保健学、熱帯感染症学、感染症対策。アフリカ、ハイチなどで感染症対策に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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