朝日新書<br> 京都ぎらい

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朝日新書
京都ぎらい

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736314
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0223

出版社内容情報

【歴史地理/伝記】あこがれを集める歴史の都・京都! そんな古都を「きらい」と明言するのは、京都育ちで、ずっと京都に住んでいる著者だ。千年積もった洛中人の毒や、坊さんと舞子さんとのコラボレーションなど、「こんなん書いてええのんか?」という衝撃の新京都論。

内容説明

あなたが旅情を覚える古都のたたずまいに、じっと目を凝らせば…。気づいていながら誰もあえて書こうとしなかった数々の事実によって、京都人のおそろしい一面が鮮やかに浮かんでくるにちがいない。洛外に生まれ育った著者だから表現しうる京都の街によどむ底知れぬ沼気(しょうき)。洛中千年の「花」「毒」を見定める新・京都論である。

目次

1 洛外を生きる(京都市か、京都府か;さまざまな肥やし ほか)
2 お坊さんと舞子さん(芸者か、芸子か;呉服と映画の時代は、すぎさって ほか)
3 仏教のある側面(北山の大伽藍;写真とイラスト ほか)
4 歴史のなかから、見えること(皇居という名の行在所;京都で維新を考える ほか)
5 平安京の副都心(嵯峨、亀山、小倉山;南朝の夢の跡 ほか)

著者等紹介

井上章一[イノウエショウイチ]
1955年、京都府生まれ。京都大学工学部建築学科卒、同大学院修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手ののち現在、国際日本文化研究センター教授。同副所長。専門の建築史・意匠論のほか、日本文化について、あるいは美人論、関西文化論などひろい分野にわたる発言で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

562
井上章一氏の本は『霊柩車の誕生』をはじめ、何冊か読んでいる。読書メーターに登録前のものが多いので、ここには反映されないが、結構熱心な読者ーそう、この人の言葉で言えば「ひいき筋」だとさえ言える。着想の面白さ、論理展開の大胆さを楽しんできたのである。ところが、本書を読むとなんだか老いを感じて痛ましい気持ちになる。「洛外の民として自分の生涯はおえよう」などという決意は滑稽ささえ滲み出るようである(余計なお世話か?)。本書を貫くのは逡巡と矛盾である。彼の著述の総決算がこれでないことを切に願うのみである。2017/04/21

mitei

539
この本がまさか新書大賞をとっていたので驚きとともに手にとった1冊。私も洛中の人間ではないけど京都市の人間に取ると確かにと思うことが多かった。私も京都出身という触れ込みのアイドルの実際の出身地を調べたら、木津川市出身で思わず笑ってしまったので京都の思想に組み込まれているなと感じた。最後の日の丸とか靖国の話にはあまり共感も覚えなかったが京都の話に徹したら良かったなと思った。2016/02/11

遥かなる想い

465
2016年新書大賞第1位。 京都を論じた本は本当に多いが、本書は 洛外に暮らす人間が描く洛中絵巻であり、 京都の嫌なところを堂々と描き出し 小気味良い。京都人の心の奥にあるドス黒い感情が 読者に共感を呼ぶのが面白い。 どうでもいいような細かな事に拘りながら、 生きる京都の人々を、実は著者は大切に 思いながら本書を書いている、 そんな気がする本だった。2016/06/04

鉄之助

387
「京都」の中にも、洛中と洛外、京都市の外れと、大きな溝があった。京都市生まれと京都府生まれの人にも大きな差が……。なんと、奥が深いと言うか、執着している、と言うか、千年の古都の魅力でもある。2020/12/17

Aya Murakami

251
図書館で借りた本です。 自分も大学4年間京都の伏見で過ごしたのですが…、たしかに伏見と洛中では微妙に温度差があったような…。伏見の皆様も洛中にたいして妙なライバル心があったようですし…。そして著者の嵯峨野でも同じようなことがあったようです。ご当地ナショナリズムって怖いですね。 坊主めくりの話がいちばんおもしろかった。作者いわく「これほど聖職者を愚弄し遊びはないだろう」信仰や宗教を雑に扱う性がある意味では平和な社会を産んだとも…。2018/07/05

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