朝日新書<br> クラウドからAIへ―アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場

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朝日新書
クラウドからAIへ―アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022735157
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0260

出版社内容情報

C0260【産業/産業総記】しゃべるスマホ、自動走行車、ビッグデータ──。人間が機械に合わせる時代から、機械が人間に合わせる時代への変化はすべて「AI=人工知能」が担っている。IT、家電、自動車など各業界のAI開発競争の裏側を描きつつ、その可能性と未来に迫る。

内容説明

しゃべるスマホ、自動運転車、ビッグデータの解析―。共通するキーテクノロジーは、AI=人工知能。人間が機械に合わせる時代から、機械が人間に合わせる時代への移行は、ビジネスにどのようなインパクトを与えるのか?クラウド以上の変化を生む、AIの未来を読み解く。

目次

第1章 なぜ今、AIなのか?―米IT列強の思惑(見慣れた製品に知性を吹き込む;アカデミズムから企業主導へ ほか)
第2章 “知性”の正体―AIの歴史から見る、進化の方向性と実力(楽観的ムードに沸いた黎明期;論理への過信が引き起こした「AIの冬」 ほか)
第3章 “知性”の値打ち―AIが生み出す巨大なビジネス・チャンス(AI革命の先陣を切る音声認識技術;スティーブ・ジョブズが評価したSiriの本質とは何か ほか)
第4章 “知性”の陥穽―AIにまつわる諸問題(機械(システム)への依存度が増すことによって生じる危険性
AIによって、人間の雇用や存在価値が失われることへの不安)

著者等紹介

小林雅一[コバヤシマサカズ]
1963年、群馬県生まれ。KDDI総研リサーチフェロー。東京大学大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学しマスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

97
読みやすくて面白かった。GoogleやFacebookなど、米国企業主導で進むAIの技術動向の紹介。自動運転車、掃除ロボット、iPhoneのSiri、チューリングテスト、IBMのWatson、災害現場作業ロボット、チェスや将棋のAIなど。久しぶりにセマンティックウェブサーチとか、グラフマイニングとかの用語が目に入り、ちょっと懐かしかった。2013年の本だが、既に陳腐化している。世の中の動きは早い。2016/02/24

KAZOO

94
若干この分野の本としては旬の時期をはずしてしまっていますが、内容は現在の状況がどのような経緯を経て今に至っているかを想像できる内容になっています。ただやはり新書版なのでもう少し細かな内容に立ち入って話してくれればいいと感じました。2017/08/01

WATA

68
AIについての入門書。AIの歴史や構成理論、具体的な応用例や社会に与える影響など、AIに関係する内容が幅広くまとまっている。副題には「アップル、グーグル、フェイスブックの〜」と書かれているが、特にその3社に絞った内容ではない。その3社のビッグデータ解析事例の解説が少し多めかな、と感じる程度。個人的には、AI技術の未来の発展性についてはちょっと楽観的すぎ、一方でAIによりルーチンワークが無くなり社会が失業で溢れる、という意見についてはやや悲観的にすぎるように感じた。2014/07/22

James Hayashi

27
KDDI総研リサーチフェロー、13年著。AI(人工知能)なるものが、いかに開発され変遷してきたか読み取れる。当初は子供騙しのようなものであっても、今では人並みの頭脳を持つ。さらに6年あまり経った現在は驚異的に進化している。やはりリードしているのはApple、GoogleなどのGAFA。日本では自動運転技術ぐらいしか思いつかない。この進化は人間の幸福へ結びついているのか疑問に思う。2019/10/03

KAKAPO

25
《新しいAIは、ビッグ・データブームに乗って飛躍的な成長を遂げました。》AI化への流れは、もう止まりそうにもありません。そうなると、世の中の欲望は、他者から(直接)影響されて生まれるのではなく、ビッグ・データをAIが解析した結果を受けるような形で生まれるようになるのでしょうか?《AIの本質はインターフェース革命にある。機械と人間との関係を新たなフェーズにへと導く技術こそがAIと呼べるものです。》そして人間とAIとの関係を排他的なものではなく、お互いに得手を活かし共存共栄して行く方法はあるのでしょうか?2018/04/07

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