朝日新書
アイヌ語地名で旅する北海道

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022732033
  • NDC分類 291.1
  • Cコード C0281

内容説明

北海道の地名の約8割が、アイヌ語に由来するといわれる。アイヌの人々の言葉から浮かび上がる、狩猟や交易のための通路、その目印、そして地形。自然と調和した暮らしが紡いできた「ことば」の世界を道産子の著者とめぐる、もうひとつの北海道ガイド。

目次

序章 アイヌ語地名の特色
第1章 山のいろいろ
第2章 輝く白雪の山なみ
第3章 岬めぐり
第4章 札幌
終章 アイヌ語の特色

著者等紹介

北道邦彦[キタミチクニヒコ]
1935年北海道生まれ。62年茨城大学文理学部卒。埼玉県の県立高等学校教諭を退職後、北海道に戻り、アイヌ文学の研究を始める。97年より4年間、早稲田大学語学教育研究所でアイヌ語講座を受講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まると

14
本棚から発掘。こんな本、積んであったっけ?と首を傾げながらパラパラと読み始めた。旅するための本ではなかったけど、昔から耳になじんでいた変わった地名の由来を教わって感じ入るものはあった。道産子の自分でも初耳の地名がいっぱい出てくるので、当地を知らない道外の人にはしんどい内容かな。アイヌの交通路は代々積み重ねられた経験に基づいて築き上げられたもので、地理・地形を熟知した上での安全な道だったそうな。今も現役の道の多くは、それに依拠しているという。やはり地名には先人たちの情報が詰まっているということでありました。2020/11/23

雲をみるひと

12
アイヌ語の地名の解説本。アイヌ語起源の北海道地名は耳馴染みがなくなかなか難解だが、アイヌに関するコラムも含めて詳細に書かれている。頭に入れるようにじっくり読みたい作品。2020/08/28

おせきはん

7
多くがアイヌ語に由来する北海道の地名が網羅的に解説されています。川や山などの自然と関連する地名から、アイヌの方々が自然と共に生きてきた様子がうかがえました。2017/04/10

shusseuo

5
北海道を旅行して、不思議な地名にたくさん出会ったので意味や由来を知りたい!と手に取りました。言語学に馴染みがないのでつっかかりながらですが通読してみると、なるほどあの地名はこういう意味かと好奇心を十分に満たしてくれます(由来不明も多いのですが)。現代の北海道内を走る道路や鉄道ルートの多くに、「ルベシベ」と呼ばれるアイヌ人が長年使ってきた交通路が重なるという話は、それを無視して作った知床横断道路がぐねぐねした難所続きという話と合わせてとても興味深いです。昔の人の知恵は大いに参考になるという好例ですね。2014/09/08

takao

2
ふむ2024/01/05

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