- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ティーンズ・ファンタジーその他
出版社内容情報
【文学/日本文学小説】北の辺境に、一夜にして誕生した貴族の城。そこにうごめく存在は〈神祖〉の実験によって誕生した〈貴族〉と〈人間〉の間の奇怪な創造物だった。依頼を受けたDの死闘が展開される。ベストセラー・シリーズ書き下ろし最新刊。
内容説明
人間への技術供与と引き換えに定期的な生贄を要求した貴族を抹殺するために、Dは「東部辺境区」のベルゲンジ城へ向かった。その城では「神祖」がかつて謎めいた実験を行い、当主でさえその実態を知らないまま現在にいたっている。そして、夜毎城内で催される舞踏会の華やかさとは裏腹に、城中には「神祖」の負の遺産ともいうべき恐るべき技術の集積がDを待ち受けていた。ベストセラー・シリーズ書き下ろし最新作。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市“新宿”」でデビュー後、精力的に執筆。日本推理作家協会会員。SF・ホラー映画愛好家としても有名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不羈
17
終盤は駆け足すぎて突っ込みどころが多かった。 それにしても、昔に比べるとDはしゃべる様になったなぁ。2013/04/25
お腹ボン!
16
最初の 時間刻みでDに仕事を依頼する状況が、ドラマを見ているような感覚で、次の展開に期待が膨らんで面白かった。そのせいか、仕事を依頼した村長さんと書記の方が亡くなった時は とても残念に思えた。Dの、宇宙からの戻り方が、落ちてきて大怪我なんて、全然美しくなーい!あの、水面に浮かぶ木の葉の様に絵画の様な情景はどこいってしまったんだ!でも、ちょっと笑える。2018/08/28
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
13
<神祖>の負の遺産を相手という事だけど、やっぱり今回も…という感じで、毎回新作がでる度に最終章に入ってくれと祈ってしまう2012/04/28
作楽
8
ちょっとピンチになりすぎ、びっくり。いや、強い敵なんだろうけど、最初っからけっこうピンチだったね・・・。寝てる状態のDなんて、夢だね。うん、夢だよ。Dって何者なの?w2015/01/30
眠る山猫屋
8
いつか終わるのだろうかこのシリーズ・・・ 人間と取引をする貴族、貴族の科学を利用しようとする人間・・・ リンガードがなかなか良いキャラクターだった。初期のDシリーズを彷彿とさせてくれた。でも後のキャラクターは、正直なところ、若干書き込み不足のような・・・2012/04/26